近江八幡市長 冨士谷 英正
平成25年度の日本の人口動態が明らかになりました。それによりますと出生数は103万1千人、昨年より6千人減少で、3年連続で過去最少とか。又、死亡数は127万5千人、昨年より1万9千人の増、即ち自然減として24万4千人、これも過去最高とか。更に合計特殊出生数1.41、この数字から2060年(平成80年)には、日本の総人口は9000万人を割り込み、高齢化率は40%近い水準になると推計されております。ちなみに1965年(昭和40年)は65歳以上1人に対して20~64歳は9.1人、2012年(平成24年)は65歳以上1人に対して20~64歳は2.4人、2050年(平成62年)は65歳以上1人に対して20~64歳は1.2人(推計)となっており、又、年金、医療等の社会保障は2012年度(平成24年)は、109.5兆円、2025年度(平成37年)は148.9兆円となり社会保障に係る費用だけでも13年間で1.36倍と試算されております。ちなみに年金へは1.12倍、医療へは1.54倍、介護へは2.34倍となります。それを賄う財源が平成26年4月より引き上げられる消費税であります。更に消費税は平成27年10月より10%へも検討されております。早急に子ども子育て支援の充実、例えば待機児童の解消等の量的拡充と質の向上を計らねばなりません。
又、地球温暖化については、このまま温暖化が進めば、克復困難な悪影響が広範囲に生じ、人間や自然が適応できる限界を超える恐れが高くなるとも専門家は警鐘を鳴らしております。具体的には、(1)熱波や洪水、生態系の異変等、気候変動の深刻な悪影響が広範囲で観測されている。(2)穀物生産は10年毎に0~2%減少する。(3)平均気温が2・5度上昇すると世界経済の損失は最大で収益の2%になる。(4)水や漁業資源の分布が大きく変わり、分配をめぐって国家間の紛争が増える恐れがある。(5)海面上昇などの影響で2100年までに数億人が高潮や浸水被害を受け移住を迫られる。(6)北極の氷が解け、海水面が74cm上昇し、世界各地で水没地域ができる等、であります。まとめてみますと温暖化適応限界に食糧難から国家紛争もあり得る事であり、全世界がもっと目を向け、不退転の決意で対策を講じなければ不幸な結果を招く事となると思われます。






