滋賀県議会議員 小寺 ひろお
新年早々犯罪の話で恐縮ですが、県警察本部より昨年の振り込め詐欺の被害状況について報告がありました。被害件数は全部で133件、金額にするとなんと5億4300万円に達しました。一昨年と比較して件数で48件、金額では2億2000万円近くも増加し過去最高となりました。4年前には被害件数50件未満、被害金額も数千万円まで減少した振り込め詐欺ですが、ここ数年は年を追うごとに倍増しており、警察でもその対応に苦慮しているのが現実です。
誰もがよく知るオレオレ詐欺ですが、親族になりすます代表的な手口のほかにも「未納金がある」などとだます架空請求詐欺、融資申し込みの保証金などの名目で振り込ませる融資保証金詐欺、税金の還付や年金の支給があるという還付金詐欺の4種類に分類できるそうです。その他にも未公開株を斡旋するという金融商品取引詐欺、「恋人を紹介する」というような異性交遊の斡旋詐欺、また宝くじの当選情報を提供するというギャンブル情報詐欺など、この10年間でその手口も複雑化、巧妙化してきています。
送金方法もかつては金融機関からの振込みが中心でしたが、今ではATMから振り込ませたり、郵便小包「レターパック」で直接送金させたり、あるいは直接受け取りをしたりとさまざまな手法があるそうです。また被害者の70%以上が60歳以上の高齢者であり、男女別では60%以上が女性だそうです。
犯人の電話番号を調べると、多くは遠く離れた大都会から掛けられており、滋賀県の高齢者は「お金持ちでお人よし」と狙われているそうです。昨年には野洲市の女性が1億4000万円近くも被害に遭われました。決して「自分だけは大丈夫」と過信せずに、もしもおかしな電話がかかってきたら冷静に対応し、いったん電話を切ってから改めてご家族に連絡するようお願いします。






