参議院議員 林 久美子
改めまして、明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願いします。
さて、今月二四日に通常国会が召集されました。会期は六月二二日までの一五〇日間。野党として臨む二回目の通常国会です。私は年頭に当たり、この国会で二つのことに取り組みたいと思います。
一つ目は、安倍政権のブレーキ役を果たすことです。安倍政権の外交は、頼もしいと感じる方がいる一方で、非常に危うさをはらんでいます。安倍総理が就任してから一年以上が経過していますが、この間一度たりとも日中首脳会談、日韓首脳会談が開かれていません。つまり、中国、韓国の首脳と会談が出来ない状態が続いています。北朝鮮で体制崩壊が始まっていると指摘する専門家もいます。そうなれば、前面に立つのは韓国、抑えに回るのは中国。まさに日中、日韓関係は日本の安全保障にとって死活問題なのです。さらに、米国に「失望した」と言わしめた靖国参拝。日本の総理大臣として、祖国のために戦った英霊に尊崇の念を表し、御霊安らかなれとご冥福をお祈りしたいという気持ちは本当によくわかります。しかしA級戦犯が合祀されている靖国神社に総理大臣が参拝すれば、諸外国から見たときに戦争指導者の正当化につながってしまうのです。そう見るのは何も中国や韓国だけではなく、米国もそうなのだということを忘れてはなりません。さらにA級戦犯が合祀された一九七八年以降、なぜ天皇陛下は一度も靖国神社に参拝されていないのか。しっかりと私たち国民は考えるべきです。こうした警鐘を鳴らしながら、暴走する安倍政権のブレーキ役を果たしていきたいと思います。
そして二つ目は、アベノミクスに浮かれる社会の陰で生まれるひずみに目を向け、議員立法などを通して積極的に政策提案をすることです。今の政権は、強い立場の人に主眼を置いています。しかし私は弱い立場の方や社会のひずみにもあたたかい眼差しを向けたいのです。例えば、建設現場では、仕事はあるけれど名古屋などの都市部に人を取られ職人がいない。人を雇いたくても先が見えないから雇用することが出来ない。あるいは学校から土木科がなくなりすでに後継者がいなくなっている…。保育士さんの待遇が悪く人手が足りないことから待機児童の解消ができない…。診療報酬は実質マイナス改定で医療現場に再び不安が生じている…。こうした問題にも立法府の一員として議員立法などを通して政策提案し、少しでも多くの方々に光が当たるようにしていきたいと思います。
今年も日本にとって大切な一年であることに変わりありません。在野の精神で、今の自分の立場でできること、やらねばならないことに、全力で取り組んでまいります。






