滋賀県議会議長 宇賀 武
去る1月31日から2月2日の3日間の日程で、滋賀県遺族会が主催されたミャンマー戦跡慰霊巡拝に参加してまいりました。
戦跡慰霊巡拝事業は、当地で戦死された本県出身の兵士の方々の御霊をお慰めするため、戦跡を巡り追悼行事を実施するものであります。遺族会の皆さんは、約一週間をかけてミャンマー各地の戦跡を巡拝されましたが、私は公務の都合により、2月1日に開催されました追悼慰霊式典に出席させていただきました。
太平洋戦争におけるビルマ戦線での日本軍の犠牲者は、18万人とも19万人とも言われています。
特に、インパール作戦の失敗により、日本軍は退却を余儀なくされましたが、その退路は雨期の豪雨の中で凄惨を極め、途中で飢えと病により多くの将兵がお亡くなりになりました。日本兵の死体が累々と続く様は、さながら「白骨街道」と呼ばれたとのことです。
式典は、ヤンゴン市内の日本人墓地にある日本国政府建立の「ビルマ平和記念碑」前にて行われ、当日は、滋賀県から御遺族の方々18名と県議会議員1名、在ミャンマー日本国大使館からは公使と秘書官が、また、ヤンゴン日本人会からは2名の役員の方々が出席されました。式典では、追悼の言葉を述べ、献花を行い、また、ふるさと滋賀県の美しい琵琶湖の風景を歌った「琵琶湖周航の歌」を捧げてまいりました。
私は滋賀県議会を代表して、戦没者の御霊に謹んで追悼の言葉を捧げるとともに、平和な世界の実現のために努力して参ることをお誓いいたしました。
平和は人類共通の願いでありますが、残念ながら、世界各地では今もなお戦火の報が止むことはありません。戦後68年の年月が経過し、悲惨な戦争の記憶が薄れつつあることが懸念される中、平和の尊さを次の世代にしっかりと伝えていくことが、私たちの大切な使命であるとの思いを強くしました。






