日野町長 藤澤 直広
こんにちは。中国語ではニーハオ、韓国語ではアンニョンハセヨ。3月上旬、中国の大学生が30人、2月に韓国の高校生55人がやってきました。日野町に田舎体験で都会の子どもたちが修学旅行などで毎年3000人以上来てくれます。外国からも来てくれます。政府が進める東アジア青少年交流事業は、日本の首都東京を観て京都や奈良などで日本の歴史文化に触れ日野で人々と交流するのです。「入村式」で「こんにちは」と挨拶すると元気に返事がかえってきます。中国の大学生も韓国の高校生も日本語が上手で会話が通じます。日本との関係が大切と考え学習しているのです。1泊2日を受け入れ家庭で過ごし交流することで「離村式」では涙を流す場面もあります。訪日代表は「日本の普通の家庭の『本当の状況』がよくわかりました。」などと話されます。日中、日韓の外交は難しい状況がありますが、こうした交流を通じて本当の友好が確認できることは素晴らしいことです。
今、NHK経営委員などが南京大虐殺や慰安婦問題などを「あったことをなかったこと」にする発言をし、批判が高まっています。歴史的事実を歪曲することは国際社会において日本の信頼を失墜させるものです。目をそらすことなく辛い過去の過ちにきちんと向き合うことこそ大切です。それが戦後、国際社会に復帰した原点なのですから。国民の目を内政から外交にそらす手法はいつの時代もあります。表面的な「愛国心」で勇ましく振る舞うよりも、冷静に誠意をもって対応することが必要です。
ところでJリーグの試合でサポーターが掲げた「ジャパニーズ・オンリー」(日本人以外お断り)の横断幕が差別的内容として厳しく処分されました。スポーツは国や人種を越えて友好を大切にするものだからです。スポーツもわが町の田舎体験も国境を越えて友好を深める大切な機会です。アジアの国々と世界の国々と友好を深め平和な国際社会を実現するために力を合わせましょう。






