竜王町長 竹山 秀雄
国民の医療費が40兆円に届くのも時間の問題と言われています。先進諸国の医療費がGDP(国民総生産)対比8.2%ですので、日本も医療費対応に本腰を入れねばならない時に来ています。高齢化社会に向って医療費の増加はやむを得ない面もありますが、寝たきりの方は一人でも少なく、できるかぎり介護のお世話にならなくて済むように、健康づくりへの取り組みや介護予防対策が自治体の喫緊の課題になってきました。
この2月に本町で定める健康推進員講座を修了して下さった方が25名おられます。既に健康推進員として活動して下さっている方と合わせますと117名の健康づくりリーダーとして、各地域での益々の活躍を期待しているところであります。
健康であるための3大要点が、栄養、休養、運動であると言われて久しいのですが、私は特に栄養すなわち食べることに注意を払ってもらうことが大切と健康推進員さんにも常々伝えています。
栄養バランスを考え、食べ過ぎないようにとは耳にしていても、それでは具体的にどうすれば良いのかと言う事ですが、皆様と共に進めて行きたいと思っているのが、30・30運動です。1日30品目の食材を30回よく噛んで食べると言う事です。バランス良く栄養を取り、よく噛むことにより、だ液との混ざりが良くなり消化を助け、満腹感も早く得られ腹八分目ですむことになります。
また、旬の野菜も多く取ることが大切です。旬の野菜には薬効成分となる物質も多く含まれており、1日350gが必要野菜摂取量と言われています。最近では「べジファースト」、つまり野菜を先に食べると血糖値の上昇が押さえられる等の効果も検証されています。バランスよく食事をとることは、体調を整え新陳代謝も活発になり、脂肪を蓄えにくい体になります。
健康推進員さんには、まず自分の健康づくりを広めて下さいと伝えていますが、医食同源という言葉には、食事に注意することで病気を予防し、また日頃の食生活も医療に通じるところに語源があるのではないかと思っています。






