滋賀県議会議員 井阪 尚司
東近江圏域の三方よし地域医療が、全国から注目されています。三方よし地域医療は、「多職種が協働して患者さんを囲み、切れ目なく、寄り添う医療・福祉」をめざし、地域包括ケアシステムによる住み心地日本一の地域づくりを進めようとするものです。
この中心的な役割を担っておられる「三方よし研究会」は、地域医療は地域で支えるとの思いで、7年前から先進的な取り組みをされてきました。この度、この活動が高く評価され、研究会の中心となって活躍されている医師の小鳥輝男先生に、公衆衛生への貢献で厚生労働大臣表彰、地域医療における住民の健康管理と安心して暮らせるまちづくりへの貢献で全国医師会赤ひげ大賞が贈られました。ご受賞おめでとうございます。
今、日本は超高齢社会の到来に直面しており、社会保障制度や地域の在り方・生き方などへの模索が始まっています。2025年には団塊の世代が75歳を迎え、全人口の16%を占めるとの見通しで、認知症患者は2020年に300万人、その潜在者は800万人にものぼるといわれています。一方、国の社会保障費は、2012年度予算ベースで年間100兆円を超えています。中でも終末医療や認知症医療などへの対策が大きな課題となっており、社会保障制度改革と併せて総合的な診療能力を持つ掛かりつけ医(家庭医)の充実が進められています。滋賀県では、拠点病院の整備や地域医療と福祉の充実を図り、高齢者が社会参加する仕組みや5カ年のオレンジプランとして認知症ケアパスを実施してきました。
私たちが住み慣れた地域で住み続けるには、地域を基盤とした身近な医療(プライマリ・ケア)の整備が求められます。それには、住まい、医療、介護、予防、生活支援が要介護者等に包括的、継続的にサービスが提供される地域包括ケアシステムの体制づくりが重要です。小鳥先生のw受賞を機に維持期・回復期・急性期の医療と在宅医療による地域づくりが一層進むことを願うとともに、私も、地域医療の充実に力を注ぎたいと思います。






