近江八幡市長 冨士谷 英正
今から思い返しますと、県議会議長室に大きなバックを3つ抱えて「知事選に出たい。支援をお願いしたい。」と飛び込んでこられたのが「嘉田由紀子さん」で、平成18年2月のことでありました。
学芸員であった嘉田さんは、政治家としては正に素人、大丈夫かと思いきや「もったいない」を連発して、無駄を省き県政を県民の手に、という意気込みであったと思っております。私は多くの仲間から疑問視される中での嘉田氏支援の結果、見事「嘉田当選」となられました。多くの県民の期待に応えるべく、二期8年間は全身全霊で取り組んだとご本人も云われており、組織(規模)こそ違え、私共も同じ首長(為政者)で、私は「全力疾走」という表現で表しております。本当に二期8年間、大変ご苦労様と労をねぎらい敬意を表するものであります。しかし、縁あって嘉田県政と丸々お付き合いをさせていただき感じた事は、いい施策(アイディア)を打ち出しながら、なかなか実現しなかった事が多々あります。保育の無料クーポン券は殆ど利用者がなかったとか、びわこ学園への補助金を市町と折半で、については今も尚、完全実施ではなく自治体にバラツキが見られており、又、大鳴物入り(?)であった流域治水条例は肝心の対象地域に当初何の説明もなく、まるで上意下達方式であったため、県議会で二度に亘り継続審議の上、大きく修正されやっと可決成立であった事を見ても、失礼な言い方かも知れませんが、政治家よりも一人の運動家としての表現の方が正しいと感じるのは私のみではないのではないでしょうか。やはりいつも申し上げております通り「政治とは結果を出す事」であります。「結果を出すことは、約束は守る事」「約束を守る事は、そこに信頼が生まれる事」であります。
今後は二期8年の経験や識見を大いに活かしていただき、大所高所から私共にご指導を賜りたく存じます。本当に長期間の奉職ご苦労様でした。






