大激戦の知事選
◇全県
無所属新人の三候補が争った知事選挙は十三日投開票され、嘉田由紀子知事に後継指名を受けた元民主党衆院議員の三日月大造氏(43)が、元経産省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民・公明・維新県総支部推薦=と、共産県委員会常任委員の坪田五久男氏(55)=共産推薦=を破り、初当選を決めた。
自公総力支援の小鑓氏
経済再生の訴え及ばず
午後十時二十分、当選確実の一報が三日月候補の当選祝賀会場に届くと、詰めかけた約三百人の支持者は総立ちになり、「三日月」「三日月」の連呼と拍手に迎えられ、真っ黒に日焼けした額にはちまきの跡をくっきりと残した三日月候補が入場。支持者とがっちりと握手を交わし、チームしが共同代表の嘉田由紀子知事と抱き合って、勝利の喜びを分かち合い、勝利の万歳を何度も繰り返した。
三日月氏は、「一人ひとりの、暮らし、琵琶湖、子の将来を思う気持ちをみんなで訴え、力を合わせて滋賀県を良くしようという訴えが、多くの皆さんの支持をいただいた」と選挙戦を振り返り、「嘉田知事のバトンをしっかりと継承して発展させてほしいという思いにこたえなければならない」とその知事としての責任の実感を、決意に込めた。
嘉田由紀子知事は「草の根自治の勝利、地域のことは地域で決めるという滋賀県民の勝利。これこそ、次の日本の新しい歴史の始まり。(強い国に対して)地方からの政治モデルになる」と高らかに宣言した。
一方、小鑓氏は、安倍政権の高い支持率を背景に自民色を前面に出し、二百人近くの閣僚や党幹部による応援演説を受けながら、アベノミクスに関わった経験を生かして経済再生を中心に訴えた。
選挙戦では、後援会のほか、中小企業や業界団体などの組織票を固めたが、集団的自衛権行使容認の閣議決定などが逆風となり、三日月氏の勢いに競い負けた。
小鑓氏は落選を受け、「多くの人々に支援していただいたが、私の力不足で申し訳ない。十分に訴えをするまで時間が足りなかった」と、深々と頭を下げた。
坪田氏は、憲法を生かした県政実現を訴え、原発ゼロなどを訴えたが、力及ばなかった。
【開票結果】
当253,728 三日月大造43無新
240,652 小鑓 隆史47無新
53,280 坪田五久男55無新







