東近江市長 小椋 正清
昭和34年の伊勢湾台風規模の大型台風と予測され最大限の警戒が必要とされた台風8号は、本県では幸いにも被害を蒙ることなく通り過ぎました。しかし、長野県の南木曽では大規模な土石流が発生し、死者が出るなど全国的には大きな被害をもたらす台風となりました。
昨年9月には、台風18号が京都、滋賀、福井を襲い、気象庁から初の特別警報が出され、本市においても災害警戒本部を設置し対応しましたが、床上浸水の被害や農作物被害、土砂崩れなど近年にない被害をもたらしました。床上浸水の被害に遭った地域については、現在、一時的な措置を講じながら河川の氾濫が住宅地に侵入しないよう様々な対策を検討しているところです。
さて、今年も梅雨が明け本格的な夏が訪れました。夏は心も開放的になり、外国旅行も含めレジャーに出かける方も多くなります。しかしながら、夏は身近なところで危険がいっぱい待ち構えている季節でもあります。私たちは、いつもと異なる状況下に置かれると、通常ならば十分的確に対応できることであっても、経験のない初めてのケースに直面したときに、自己管理力を失い的確な判断に基づく行動がとれないことがあります。この時にいかに冷静に判断し、身を守るかということは、このことを予測していたかどうかが決め手になることが多いのです。これが危機管理能力にほかならず、イメージトレーニングを重ねることによって身に着けられるものです。
これからが本格的な台風のシーズンでもあります。ご自宅の排水溝や屋根の樋などに落ち葉やごみが詰まっていないか確認し、掃除をするなど事前の備えを十分にお願いします。これも身近な危機管理で、自分の安全は自分で守るという意識の表れだと思います。
一方、世界ではロシアとウクライナの関係や米中関係等国際関係もまさに危機管理を意識した緊張感の度合いが高まってきている情勢にあります。
暑くなりそうなこの夏を健康で乗り切りたいものです。






