滋賀県議会議員 宇賀 武
任期満了にともなう滋賀県知事選挙が、6月26日告示、先月13日投票の日程で執り行われた。今般の選挙は2期8年で退任した前知事の後を受けて、いずれも無所属新人の熱い戦いとなった。
さて、今回の知事選挙を振り返ると国政は別にして、論点を大別すると「県政2期8年の継続」か「国、市町との連携・協力のもと地域経済の活性化による再生」を問う選挙であった。その結果、約1万3千票差の激戦を制した現知事が初当選を決めた。
知事は前知事との政策調整の末「卒原発」の主張を引き継ぐことを条件に後継指名を受けた。しかし、知事は本年4月の衆院本会議において、原発輸出協定に賛意を表していたはずである。また、過去4回の衆議院選には無所属ではなく民主党公認で立候補されている。そして、前知事は「地域の事は地域で決めるべきだ」と主張してきた。即ち『草の根自治』の標榜である。けれども、2012年11月「日本未来の党」を結成しその代表に就任している。県議会にも報告がなされたが、知事職に専念すべきとの考え方から誰一人として賛同する議員はいなかったように記憶する。その上、政治信条からも到底相容れないであろう小沢一郎氏らとも合流。同年12月の衆議院選で敗北、結党以来わずか1ヶ月余りで分裂し「日本未来の党」代表を辞任された。私にはその真意と行動が未だ理解できない一面である。
県政にも多くの課題が山積しているが、二元代表制の一翼を担う議員として今後もこれまで以上に真摯に取り組み、対峙することなく是々非々の立場で対処していきたい。
某新聞の凡語欄に次の言葉が掲載されていた。8年前の知事交代に学ぶ教訓は何か。耳が痛くても対立する人たちに耳を傾ける対話の柔軟さ。決断に至った理由説明を県民に尽くす丁寧さ。それらが幅広い民意をいかした県政につながる。・・・私からも切望する。






