滋賀県議会議員 山田 実
7月13日に投開票が行われた滋賀県知事選挙で三日月大造新知事が誕生しました。
今回の知事選挙は当初40%台前半といわれていた投票率が50%を超え、結果的には滋賀県民の知事選への関心は決して低くありませんでした。
私は、今回の知事選の特徴は「すべての国政政党が負けた選挙」だったと思います。
知事選挙には3人が立候補しましたが、坪田さんを立てた共産党は負けました。自民・公明・維新の会は小鑓さんを推薦し、党が前面に出た戦いを繰り広げましたが及びませんでした。また、民主党も党をあげて三日月さんを応援したもののほとんど選挙戦の表舞台には顔を出さない戦いであり、政党として勝ったとはいえません。
知事選挙で国政政党がいずれも勝ち点をあげられず、勝ち点をあげたのは「チームしが」でした。
この「チームしが」は三日月大造さんと嘉田由紀子さんが共同代表となってつくられました。「チームしが」には「自分たちのことは自分たちで決めるという滋賀が育んできた自治の精神を発展させよう」「選挙で自分たちのリーダを選ぶだけでなく、一緒に政策の実現に向けて取り組もう」という思いが込められていました。
そして、滋賀県民が「草の根自治の意思と意地」を、安倍自民党政権が有権者を無視するかのように進める政権運営にぶつけたのが今回の知事選の結果に表れたと思います。
当初は今回の知事選では安倍政権が進めるアベノミクスによる景気回復の流れを背景にして自民党の推す候補に有利だといわれていました。しかし、安倍政権の強引さ、傲慢さを象徴する「集団的自衛権の閣議決定」「失言」「パワハラ問題」などが有権者の反発につながりました。とりわけ「原発」問題や「集団的自衛権」の問題は、政治が「普通の人々の暮らし、生命、安全」をあまりにも安易に扱っていることに有権者が怒りを覚えたのだと思います。
「チームしが」が有権者の政治への怒りの受け皿となりました。
この滋賀県知事選挙において、「チームしが」を通じて有権者が示した地域の意思は「国政も変わるべし」との有権者の強いメッセージだと思います。






