衆議院議員 岩永 裕貴
昨年の台風18号は滋賀県に戦後最大級の豪雨をもたらし、1年が経とうとする今もその被害の爪痕が残っています。大戸川、野洲川、日野川、愛知川を始め、県内の39河川175箇所が被災するとともに、信楽高原鐵道では橋梁の橋脚が崩壊し今も懸命に復旧作業が行われています。また、土砂崩れにより1名の方がお亡くなりになられるなど、河川からのみならず山からも被害がもたらされました。この台風により避難所に避難されるなど不安な時を過ごされた方も多かったことと思います。
台風18号の被害を再び繰り返さないためにも、尚いっそう治水対策に取り組んでいかねばなりません。県内の河川は急流で土砂の堆積がたまりやすいため、天井川が多数存在します。滋賀県はこの天井川の数が全国で最も多く、万一、堤防が決壊すれば広範囲に甚大な浸水被害を及ぼします。日野川・佐久良川は川底の土砂の堆積除去が不十分であったこと、愛知川は河川の形状、蛇砂川ではびわ湖の逆流について、その危険が台風18号以前から指摘されていました。50年に1度の災害であっても、危険箇所の予想や備えは可能ですので命と暮らしを守る施策をとらねばなりません。土地のかさ上げや避難場所の整備にとどまるのではなく、浸水被害が起こらないよう、天井川の解消、河川整備・改修や堤防の整備を喫緊の課題として取組み、凍結されている治水事業も今一度再考すべきではないでしょうか。
河川は他府県にまたがることや治水対策事業の予算規模等から県・市・町だけではなく国とも連携していかなければなりませんが、河川は治水対策の面だけではなく、地域の環境・まちづくりとも密接な関係があるため、住民の皆様のご意見なくして計画はなりたちません。そのために今後とも地域と国とを結ぶ橋渡しをしっかりしてまいります!
最後に、今年は秋を待たずして台風が各地で被害をもたらしています。皆様お一人お一人が常日頃からいざというときの備えをして頂けると幸いです。






