滋賀県議会議員 宇賀 武
今年の8月は30年に一度と言われる異常気象により各地で過去に無い記録的な集中豪雨に見舞われた。特に広島では74人が死亡する悲惨な土砂災害が発生し、9月20日で一ヶ月が経過した。この間、警察や消防団員、行政関係者や一般のボランティアの方々による行方不明者の捜索が昼夜を問わず行われ、懸命に取り組まれている姿を見るに付け心に熱きものを覚えた。二度とこの様な被害を起こしてはならないと強く誓った次第である。自然の猛威は人知を超えるものではあるが、皆が力を結集することでどんな苦難も乗り越えられると信じたい。今はただただ亡くなられた74人のご冥福と被災にあわれた方々の一日も早い復旧復興をお祈りいたします。
さて、今年も9月15日に敬老の日を迎えた。現在の高齢者の皆様はそれぞれの立場で地域社会づくりに、また文化・芸術・産業をはじめ各々の分野にと多大のご貢献を積み重ねてこられた。敬老の日はご老人の長寿を祝うと共に、戦後の焼土と化したわが国の再生に心血を注がれ今日の繁栄の礎が築かれてきたことに、全ての国民が感謝すべきものと存じます。
人口統計調査によると終戦当時の高齢者比率は20人に1人だったが、現在は4人に1人が65歳以上の高齢者であり、その内75歳以上の後期高齢者は8人に1人の割合を占める。高齢化は今後更に進むと予想され2035年には3人に1人が高齢者、5人に1人が後期高齢者になると推測されている。今日までの人口構造の変化の中で税制も改革を余儀なくされ、直接税を主体とした時代から間接税を中心とした税体系が進んできている。その一環として今年4月から消費税が8%へ増税された。今後の更なる高齢化を踏まえると一段の消費増税も止むを得ない。しかし、その中で一律の消費増税ではなく生活必需品への減税や贅沢品への課税措置など経済的弱者への配慮を忘れてはならないのではないだろうか。






