滋賀県議会議員 井阪 尚司
すでに人口減少と少子高齢化が始まっており、10年後、20年後を見据えた時、地域創生は待ったなしです。ある限界点を超えると、自活した地域コミュニティを維持することは困難だと言われており、それまでに手を打たなければなりません。早速、国は地方創生に向けて動きだしました。県も「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり推進本部」を設置して、持続可能で将来も夢と希望を持てる豊かな滋賀づくりを模索し始めたところです。
しかし、どういったことを支援するのか具体的な内容はまだ示されていません。そこで、本誌面では、地域が今取り組めることとして、まずは次の3つを提案したいと思います。
一つ目は、地域ならではの素材を見える化して活用することです。50年前の地域の様子を聞き書して絵に表す「ふるさと絵図」は回想法とも呼ばれ、古老の豊かな経験や知恵を地域文化として伝える役割を担います。先月、老蘇地区の絵図が完成し披露されました。
二つ目は、文化ネットワークによる交流と体験型ツーリズムの受け入れです。多様な地域文化を多様なニーズを持つ人と結びつけて地域づくりに活かすもので、全国地方自治体や団体を対象にした「創造都市文化ネットワーク」への登録も進んできています。県内では、滋賀県、守山市、草津市、甲賀市、文化芸術センターが加入しています。
三つ目は、住民による自立・自活したムラ・マチづくりを進めることです。中でも、注目されている「安全・安心・健康」をベースにした取り組みは、民官産学が連携して進めることで、豊富な内容で持続発展する取り組みとなります。今月、いきものみっけファーム滋賀推進協議会が主催で、ローマ法王に米を贈ったり、宇宙科学博物館コスモアイル羽咋(はくい)を手がけられたりした羽咋市の高野誠鮮さんにお越しいただき、誇りあるまちを住民の手でどう創っていくのかについて講演会や交流会が持たれます。(日時=29日夕刻は八日市アピアホールで、30日午前はJAこうか本所で開催)
住み心地日本一の持続発展する地域を創るには、アイデアと私たちひとり一人の実践にかかっています。まずは、出来ることから始めてみませんか。






