滋賀県議会議員 井阪 尚司
先月、名古屋市でユネスコ主催による持続発展教育(ESD)の世界大会の閣僚会議が開かれました。この会議は、10年前に日本の首相がESDの推進を提案し、全世界で推進しようと満場一致で採択されたものです。今回の会議で、さらに継続して取り組むことが決められました。
滋賀県では、これにあわせて持続発展教育(ESD)の推進と人材育成の予算を組んで、滋賀の魅力を県内外や世界の人に知ってもらおうと、きんき環境館との連携でエクスカーション事業を進めてきました。「北比良ふるさと絵図」を前に古老から絵解きをしていただき、豊かな湖西の暮らしを発見しました。また、エコツーリズム協会は、ヴォーリズが想いを寄せた環琵琶湖を体感するエコツアーを企画しました。
一方、滋賀県内の学校でもエコスクールやしがリーディング実践事業としてESD学習が進められています。私は、環境省が進める「持続可能な地域づくりを担う人材育成事業に係るESD環境教育プログラム」の検証委員として関わり、滋賀の優れた実践を組み立て、全国へアピールしようと3カ年計画で進めているところです。
昨年は、都市化した草津市の渋川小学校で取り組まれた「渋川ふるさと絵図」の実践を検証しました。この絵図は、子どもたちが地域探検を通して水路などにいる生きものと出会い、自分とのつながりを発見する学習です。60年前の様子を描いた「渋川風景の記憶絵」とあわせて、過去・現在・未来につながる好事例でした。今年は、能登川南小学校の猪子山学習を中心としたプログラムの検証を進めています。この学校は、八日市南高等学校の生徒との連携で、風景、生物、エネルギー、水の役割など多面的な学習が展開されており、エコスクールのモデルとなっています。次年度は、使用済み体操服を原料まで戻して再利用するしくみを取り入れ、CO2削減を学ぶ学習プログラム開発を進める予定です。ウエディングドレスにも繋がる夢のあるストーリーが組み立てられ、全国に誇れるプログラムになると期待しています。本プロジェクトを一緒に進めてみませんか。






