滋賀県議会議員 木沢 成人
今年も残すところ四日となりました。東近江地域選出の県議会議員によるリレーコラム「県政NOW」も本日が今年の最終稿です。読者の皆様、一年間ありがとうございました。
さて、年末の話題の一つに、一年間を象徴する一文字の漢字、いわゆる「今年の漢字」があげられますが、二○一四年は公募の得票数において第一位の、消費税増税に関連した「税」に決まりました。
私としては、今年を振り返った時、この公募で第四位の得票を得た「災」の文字が心に強く残ります。
県議会議員として、防災対策に取り組み、また地域防災を支える消防団員として活動する身にとっても、本当に「災」を体感することの多かった一年でありました。
年初の一月には、冷たい雪の舞う中、建物火災の現場に出動し、建物を囲む様に各方面から放水される飛沫を浴びながら、仲間と共に筒先を握りしめておりました。また、六月には、廃タイヤや有機溶剤等、危険な可燃物が置かれている事業所での火災現場に出動し、黒煙の中を常備消防の皆さんと共に消火活動に当たらせて頂きました。夏から秋にかけての台風シーズンには、日中・夜半の水防警戒に度々出動し、また八月には落雷火災での消火活動に出動する等、本当に出動回数の多い一年でありました。
県外に目を向けますと、八月の広島の土砂災害は多くの犠牲者を出す大参事となりましたし、同様に多くの犠牲者を出した九月の御嶽山噴火は、あらためて自然の驚異を私達に示した災害でありました。年末にかけては、十一月二十二日に長野県北部で大地震が発生したのも記憶に新しいところです。
自然災害ではありませんが、先週の日曜日には、高齢者の行方不明事案にも消防団として出動致しました。早期発見を願い、仲間と共に、懸命の捜索を実施しましたが、残念ながら、ご遺体となって発見されました。あらためて「災」を意識した事案でもありました。
地球全体の平均気温も上昇し、ますます自然災害が増えると予想される中、また私達を取り巻く社会情勢・構造も変化のスピードが増す中、「災」は完全には「防」げないのかもしれませんが、それでも、今年の数々の教訓を活かし、しっかりと「備」える中で、「福」の多い二○一五年にしたいと思います。






