滋賀を元気に
今年は、大きく日本が『動く』年である。一つ目の『動く』は、安倍政権が昨年7月、閣議で憲法解釈を変更し、海外に出かけて戦争ができる「集団的自衛権」の行使容認を決めたことだ。
昭和20年8月15日、昭和天皇はラジオ放送で戦争終結を発表した。アジア諸国などを侵略し、多くの犠牲者を出したことへの反省から、日本は憲法九条で戦争放棄を規定し、平和国家の道を進んできた。しかし皮肉にも戦後70年の節目の今年、安倍政権は、集団的自衛権関連の法案を国会に提出する見込みである。
二つ目の『動く』は、鹿児島県の九州電力川内(せんだい)原発に続いて、福井県の関西電力高浜原発3、4号機の再稼働にも原子力規制委員会が事実上のゴーサインを出したことだ。同原発から30キロ圏内には、福井、京都、滋賀の三府県が入るだけに、地元同意を巡り、滋賀県と京都府から異論が出るのは必至である。
とくに「卒原発」を掲げて、昨年7月の知事選で初当選した三日月大造氏には、真価が問われるところだ。
三つ目は、人口増加県であった滋賀県も、昨年から人口減少局面に入ったとみられることである。
このような『激動』に立ち向かうには、不屈のスピリットがいる。それを支えるのは、人の胸を打つ感動である。この意味でも、今年を「スポーツと文化の感動元年」として、滋賀を元気にしていこう。勝負はまだまだこれからだ。







