有村治子・女性活躍担当相に新春インタビュー(上)
昨年九月の第二次安倍改造内閣発足に伴い、女性が輝く社会を作るために新しいポスト「女性活躍担当相」が作られ、その初代担当相に任命された滋賀県出身の有村治子参院議員。第三次安倍内閣でも再任されて、ひときわ注目を集めている女性閣僚の一人である。
そこで滋賀報知新聞社の冨田正敏代表取締役社長が有村女性活躍担当相を訪ねて新年の抱負を聞いた。(写真・畑多喜男)
冨田 昨年の師走選挙では、自民党が大勝し、公明党を含めると衆院の三分の二を超えましたね。
有村 安倍政権の「アベノミクス」が有権者の皆さまから信任を得たわけですが、決して数におごらず、謙虚に国政運営に努めてまいります。
冨田 あらためて「女性活躍担当相」としての抱負をうかがえますか。
有村 昨年九月の第二次安倍改造内閣において、国務大臣という重責を拝命し、七つの所管を担当することとなりました。とりわけ、女性活躍担当大臣という新しいポストに任命され、安倍総理から「すべての女性が輝く社会をつくる」という強い思い入れのこもったご指示をいただき、十二月の第三次安倍内閣で再任されました。
それだけに、社会的、政治的、国際的にも重要なミッションを背負っていると認識しています。
人口減少、高齢化が急速に進む中で、日本が持続的に成長していくためには、最大の潜在力である女性の力、知恵、経験を、家庭のみならず、企業や地域で発揮してもらうことが不可欠です。
このため、今年春頃までに早急に実施すべき政策をパッケージとしてまとめました。ここには、妊娠・出産・子育て・介護への支援、女性の登用促進、ワーク・ライフ・バランスの実現、非正規雇用で働く女性の処遇改善、母子家庭支援など、様々な状況にある女性を応援する施策が盛り込まれおり、各省庁が個別に行っていたことを横断的に一つのパッケージにまとめたことや、今年春までに実行すると期限を切ったことは、画期的であると自負しています。
冨田 女性が輝く社会を作っていくためには、とくに男性の理解が欠かせないと思いますが、この辺りはどのように施策を進めようとされるのか。
有村 女性が輝く、女性にとって暮らしやすい社会を創ることは、結果的に男性も、子ども、若者、高齢者、障害のある方など、すべての人が暮らしやすい社会になると確信しています。
官邸の会議で、民間代表の女性が「女性活躍と言うならば、まず男性の働き方を変えるべきだ」と述べておられましたが、この問題の本質を突いていると思います。結局、この分野に手をつけるということは、男女を含めた働き方、家族のあり方について、再考しなければなりません。
まさに、「三方よし」という近江商人の言葉の通り、女性にとっても、男性にとっても社会にとっても望ましい環境をつくらなければならないと思っています。
(次回に続く)







