新旧激突で火花散る野洲市
守山・栗東は無投票の公算大
市長選で無風となった守山、栗東の両市(定数2)は、県議選でも無風の公算が大きい。一方、野洲市選挙区(同)では、ベテランの自民現職と、前自民市議の新人が保守票を巡って競合し、チームしがの現職が漁夫の利を狙う展開だ。敬称略。【高山周治】
【野洲市(定数2)】
吉田 清一 (67) 自現5
冨波 義明 (60) 無現1・チ推
井狩 辰也 (39) 無新・自推
(順不同。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属、チ=チームしが。無所属以外は、原則公認。ただし,推=推薦、上の数字は年齢、下は期数)
野洲選挙区では定数二に対して、現職二人と新人一人が争う。
有権者数は十二月二日現在四万三百六十七人で、当落ラインは投票率五〇%とみて七千票前後とみられる。
吉田は前回、十二年ぶりの選挙戦をトップ当選で制した。今回の選挙戦に向けては五期二十年にわたる経験と、関西広域連合議会の議長職を務める実績を背景に、チームしがの冨波と、地盤の旧中主町で競合する井狩に胸を貸す。
井狩は「浮動票三千~四千票を取り込み勝機をうかがう」と強気で、台風の目になるかも。市議の一部、野洲JCなど各団体の有志の支援を受け、一戸一戸あいさつ回りを徹底して票を起こす「どぶ板」を展開する。
冨波は政策形成集団「チームしが」を前面に掲げ、嘉田由紀子代表(前知事)との二連ポスターを市内のそこかしこに貼る。幅広い支持を取り込むため、民主との連携を求めず、後援会単独で戦う。
なお、新たに候補を擁立する動きがあるが、公算は低い。
【守山市(定数2)】
岩佐 弘明 (60) 自現1
下村 勲 (58) 民新・チ推
(順不同。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属、チ=チームしが。無所属以外は、原則公認。ただし,推=推薦、上の数字は年齢、下は期数)
守山市選挙区は定数二に対して、現職一人、新人一人の二人が立候補を表明しているほか、他に候補はなく無投票の公算大。有権者数は六万五千七百四十一人(昨年十二月二日現在)。
岩佐は前回、保守分裂となった市長選のしこりで、別の自民系候補と保守票を割ったが、今回の市長選では保守は一本化し県議選への影響は避けられた。ただし、市議会の保守系会派が、選対組織として一枚岩になるかは不透明だ。
民主新人で市議の下村は、引退する大井の後継指名を受け、県議選に向けて後援会組織を再整備する。また、出身の教職員組合が他の選挙区応援に回るため、現職市議三人と連合(産別)の協力で補う。
【栗東市(定数2)】
九里 学 (51) 民現2・チ推
竹村 健 (49) 自現1
(順不同。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属、チ=チームしが。無所属以外は、原則公認。ただし,推=推薦、上の数字は年齢、下は期数)
栗東市選挙区は定数二に対して、現職二人のほか立候補はなく、前回に続いて無投票当選となる公算が大きい。有権者数は五万四百四十七人(同)。
九里は日頃から、週三回の駅立ち・交差点立ちのほか、文化・スポーツ団体の集まりに参加。年明けからは、全自治会と企業、労組四十団体へ推薦依頼、一日五十~百戸ペースのあいさつ回りをこなす。
竹村は市議選(四月十九日告示)と連動した戦い。二連ポスターは、有村治子・女性活躍相との2ショットとは別に市議候補とのポスターも製作し、市・県・国との連携役をアピールする。






