東近江市長 小椋 正清
2月11日、東近江市制10周年の記念式典に多くの方のご参加をいただき、盛大に挙行することができました。午後の大凧飛翔も、元気な中学生を含むたくさんの引き手に参加していただき、大空高く舞い上がり、東近江市の未来を祝福してくれているようでした。11日の記念式典をはじめとして、今年は記念の年に因んだ行事を様々な地域で行うこととなっておりますので、積極的に参加していただきたいと思います。
さて、新年度予算編成の時期になり、各自治体では地域の活性化をめざし特色のある予算案が発表されています。本市でも、これからの東近江市の発展につながる予算編成に努めていますが、地方創生という国を挙げての掛け声だけでは成果は出る由もありません。
潤いと賑わいのある東近江市の実現と発展のためには、まず私たち市民がこのまちに対して自信と誇りを持つことから始めなければならないと考えます。
愛知川の源流から琵琶湖まで広がる雄大な山河を抱く自然のありがたさ、万葉の昔から連綿と続くもったいないほどの豊かな歴史文化資産などに対し感謝し、これに磨きを掛け、後世に伝えていくことによって、質の高い地域性が発揮でき、人々がこの地に目を向けてくれることになると思うのです。
現下の諸情勢において、さらなる高度経済成長は望むべきものではありません。この国は、今後安定した成熟国家をめざし、その中で国民は穏やかで質の高い日常を過ごすことのできる環境をつくらなければなりません。この意味において、地方創生は技術的につくり出すものではなく、そこにあるものの価値を見出し、これを質の高いものに変化させていくものでなければならないと考えるのです。このことを実現できる要素が私たちの東近江市にはいっぱい詰まっており、これこそが持続可能な地方創生のあり方ではないでしょうか。
こんな思いを持ちつつ、3月定例市議会に本市の予算案を出させていただき、議員の皆さんのご賛同を得て、地方創生という掛け声だけに終わらないよう東近江市の次の10年に向けて力強く踏み出そうとしております。






