能登川で終戦迎えたイラストレーター黒田征太郎さんも戦後70年の思い
児童書出版社の今人舎(東京都)は、漫画家や作家が終戦の日を絵手紙でつづる「私の八月十五日(1) 昭和二十年の絵手紙」を復刊した。
戦争を体験した漫画家、作家が、終戦の日の記憶をたどり、絵手紙の形をとって平和への思いをつづったもの。同書は平成十六年に初めて刊行されたが、その後絶版。今回は、より多くの読者に手に取ってもらおうと、価格を初刊の八千円から三千二百円に抑えた。
A4判で、オールカラー六十四ページ。本文の漢字にはルビを打つなどして、小学校中学年から読めるように配慮した。
収録するのは、森田拳次さん、さいとう・たかをさん、ちばてつやさん、黒田征太郎さん、里中満智子さんら五十四人。
神崎郡能登川(現・東近江市能登川地区)で終戦を迎えたイラストレーター、黒田征太郎さん(当時六歳)は、「白い道」と題して、「僕は滋賀県神崎郡能登川に居ました、兵庫県西宮市にてB29よりバクダンで家が、ムチャクチャになってしもて、逃げて来たんです。しんせきが あるわけでもない 知らん土地で 心細く暮らしておりました。夏の日 センソーが終りました。暑い暑い日、セミが鳴いていた。大人達は家から出ずに、シーンとしてました。セミの声、入道雲、僕の影が 白い道に へばりついてました」と、終戦の日の思い出をイラストとともにつづっている。








