大切なのは「縁」
◇全県
五十歳からの起業にとって大切なものは「縁」――近畿財務局がこの二月から六月にかけて、五十歳以上で起業した関西の経営者五十人を対象に、「起業に至るまでの道のり」、「五十歳からの起業における強みや課題」などについて実施したヒヤリングでわかった。
起業時を年齢別でみると、五十歳以上の割合が全体の約半数となっており、その割合は増加傾向にある。そこで近畿財務局では実際に五十歳以上で起業したひとの生の声を聞いたもの。
それによると、起業時のエピソードを分析したところ、「自分の裁量で仕事をしたい」「趣味を仕事にしたい」という「自己実現型」が最も多く、次いで「社会貢献型」、会社の事業撤退・廃業・解雇を機に独立するなど「想定外型」が多かった。なお未経験分野で起業したのは、二六%にのぼっている。
五十歳からの起業における「強み」としては、一位が「経験・人脈が豊富」、二位が「時間に余裕がある」、三位が「お金に余裕がある」の順になった。
その一方で「課題」としては、一位が「後継者がいない」、二位、が「発信力不足」、三位が「前職との関係が複雑」を上げた。
仕事のやり方としては、マイペースで仕事をこなす「ゆるキャリ派」と、サラリーマン時代を上回る仕事量をこなす「バリキャリ派」に分かれた。
「五十歳からの起業にとって大切なもの」を漢字一文字で表現すると、一位は「縁」、二位は「忍」、三位は「楽」と人間臭い結果となっている。




