滋賀県議会議員 高木 健三
近江八幡市内の野生獣による農作物被害は、以前から島学区や馬淵学区の方々からよく耳にしておりましたが、東近江地域(近江八幡市、東近江市、竜王町、日野町)全体でみると、被害率は県下被害の一五%となっております。
被害はイノシシ、ニホンジカ、ニホンザルで全体の九八・九%を占め、平成二十五年度の被害額は二億二千四百万円に上ったと聞いております。獣種類別でみると、イノシシが最多の九千二百万円、続いてニホンジカ八千三百万円、ニホンザル四千九百万円の順となっております。
最近の近江八幡市内における被害では、八幡山と尾根続きの北ノ庄山でも墓地のミミズを食べたり、墓石を倒したりして大変困っている状況で、いよいよこの付近に来たと感じております。また近くの農家でも、畑の作物の大半が被害にあっておられると聞いており、市の捕獲器を借りてもつかまえられず、本当に困っておられる方々が多いと仄聞(そくぶん)しております。
平成二十五年度の県全体の生息、捕獲の状況をみると、イノシシは多産多死で一年という短い期間内でも、生息数が大きく変わる動物で、四千百十三頭が捕獲されたと聞いております。ニホンザルの群れは県下で百二十五群、八千匹が生息していると推測され、このうち四百九十九匹が捕獲されました。
このほかの対策として、県と市町が共同で侵入防止柵を設置したり、集落ぐるみで被害対策に取り組むケースが増え、ここ数年で被害が大幅に減少したと聞き及んでいます。
しかし、野生獣の出没は農地にとどまらず市街地にも及び、人家侵入や時には人身被害を引き起こすなど、深刻な生活環境問題になってくるように聞き及んでいます。これからも市町と協力しながら防除マニュアルを整理しながら、地域住民の方々に役立つポイントを整理したパンフレットを作成して、普及啓発の援助を行ってまいりたいと考えております。






