県政NOW 「ナポレオンの村」に学ぶ地域創生
7月より新番組「ナポレオンの村」が始まりました。唐沢寿明さん主演のこのドラマは、実話に基づいています。モデルは、石川県羽咋市でスーパー公務員と呼ばれている高野誠鮮さん。市職員による限界集落立て直し地域創生物語です。昨年、高野さんに東近江市と甲賀市の会場で2日間にわたり地域創生の講演をいただきました。高野さんの構想力と実現力に魅せられ、是非、滋賀の応援団になってほしいとお願いしました。
今、人口減少、空家の増加、獣害などで、中山間地域の活力が失速しつつあります。「危機感はあるがどうしたらよいか分からない。」「地域活性化は行政と議員の仕事。」など様々なご意見をいただきます。高野さんは、明快な回答をお持ちでした。「地域全員で『ないものねだり』から『あるものさがし』、それを活かして地域経済を創れば若者は定着する。アイデアを出し合い、夢を実現するまであきらめない。批判からは何も生まれない。」
戦後70年。私たちは、長寿で多様な生き方ができる豊かな社会に生きていますが、忍び寄る格差で将来に不安を抱く人も少なくありません。そのような中、何とかしなければと立ち上がった若者や事業家がいます。食と農の六次産業化に挑戦する人、地域資源を生かしたツーリズムや記憶絵図を作成する人、ロボット時代の到来でサイエンス学習を提供する人、鉄粉を利用した放射能除染技術を開発する人、等々。地域創生は、こうした「夢の扉」を開こうとする方々とそれを支援する人とで成し遂げられると思っています。
滋賀県は、昨年11月施行の「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、本年秋には「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり総合戦略」を策定する予定で、議会でも議論が進んでいます。地域創生には、住民参加による近未来の地域デザインと実現力が求められます。民官産学が叡智を結集して、第2のナポレオンの村を目指そうではありませんか。






