ローカルボイス 戦後70年の節目をむかえて
今夏、終戦から70年目という節目の年をむかえます。
よく政治家の中で戦後を語る時に、「戦後日本の価値観は戦勝国に押し付けられたものであり、本来日本が大切にしてきた価値観は奪われた。」という議論が交わされます。果たして本当にそうなのか。世界で唯一2700年近く存続する日本の国家観に関わる議論は冷静に行わなければならないと考えます。確かに「自虐史観」という言葉があるとおり、明治維新以降の近代史を直視してこなかった部分の再検証は必要だと考えますが、先の大戦が原因で日本人の精神が奪われたというレッテル貼りは少々強引な意見だと思う。例えば、荒廃した国土を復興し経済を世界のトップレベルに押し上げた勤勉な日本人、おそらく諸外国ではデモや暴動が起きても不思議ではない度重なる税負担についても国の財政が厳しいならやむなしと受け入れてきた日本人、そして東日本大震災の際にも若者を中心に多くのボランティアが被災地に駆けつけ、その礼儀正しさや絆の深さを世界に発信した日本人。こうした日本人の精神は長い歴史の中で築き上げられた独自の価値観であり、私はそんな日本を心から誇りに思っています。一方で戦後政治はどうだったのか。国民を置き去りにする議論を国会の中だけで推し進めるあまりに投票率が右肩下がりの選挙を繰り返し、挙げ句の果てには、自らの説明不足を棚に上げて「民意」は信用できないなどという、あってはならない発言が飛び出す始末。国会議員は民主主義という制度の中で、国民の声をしっかりと聞き、理解をした上で国民の代弁者として国会で議論を深め、答えを導き出すことが使命です。それを忘れ自らの主義主張だけで物事を判断し、偏った「頭でっかち」の思想で政治を行うことは非常に危険なのではないでしょうか。政治家は、税金で国民に雇われているという基本的な姿勢を今一度謙虚に受け止めるべきだと最近切に感じます。戦後70年をむかえ、より成熟した民主主義国家を目指すためにもオープンな議論の中で民意を問い続け、国民参加型の国づくりの実現に邁進するために、私も落選中の立場ではありますが、皆様のご意見を聞かせていただくべく今後も精一杯活動に取り組んでまいります。






