県政NOW 伝統を守るのは地域の知恵とアイデア
猛暑の夏も、立秋とともに過ごしやすくなり、水田の稲穂も日増しに色づき、稲刈りが始まりました。猛暑にあっても、地域の夏の風物詩となっています夏祭りや地蔵盆は、今年も各地で賑やかに開催されたと思います。フェイスブックの友達も、多くが夏祭りの写真をアップされていました。地域で恒例、伝統となっている、夏の催しも昨年と比べると、そう大きな変化もなく、楽しかったということで終わっていると思いますが、10年前、20年前、30年前と比べると、やはり時代の変化がはっきりわかります。
改めてこうしたことを考えますと、恒例として続いているのは、それぞれの地域で、守るべきもの、続けたいとの思いがあるからだと思います。ただ、守り方、続け方が時代と共に変わってきたのであり、私の地元も8月23日だった地蔵盆も、土曜日に夏祭りとして行うことで、20年前の地蔵盆にはなかった大変楽しい地蔵盆となっています。
ところで今、滋賀県でも人口減少社会を見据えた豊かな滋賀づくりへの施策を検討していますが、大きく2つの視点が必要です。一つは、10万人の減少が見込まれる2040年という長期的な展望にたって、今からどのような対策を実行していくか。もう一つは、すでに減少し始めている現状において、地域のコミュニケーションや日々の活動に対して、どのように取り組むかだと思います。
先に述べましたが、10年前から続く催しも、目的とするところは変わらなくても、人口構成や社会の様々な環境変化に対して、必然的に地域が自ら考えて対応してきたからであり、自治会や地域にはそうした力があるからだと思います。
「人口減少」と言うとマイナスなイメージですが、だからと言って悲観ばかりせずに、事実としてどのようにその環境に対応するかを前向きに取り組むことが重要だと思います。少子化、高齢化の中で、いかに楽しい夏祭りにするか、また伝統的な神社の祭典なども、過去のように出来ないから単純に廃止ではなく、守るべきものを整理して、その守り方を工夫するなど、地域の知恵とアイデアが今まで以上に必要な時代にあると思います。
そして、課題に対しては、何事にも、「どうすれば出来るのか」と考え続けることで解決の糸口がつかめると思います。これは自分自身への戒めとして、これからの県政活動で心がけていきたと思っています。






