拠点整備や鉄道・湖上交通の活用
◇全県
例年にない暑い夏が去り、スポーツの秋がやってきた。自転車による琵琶湖一周「ビワイチ」(約二百キロ)の人気が上昇する中、県内の自治体は、鉄道や湖上交通を絡めたり、サイクルステーションを設置して「ビワイチ」の魅力を向上させ、誘客を図ろうと知恵を絞る。
サイクリング自転車をJR米原駅前で貸し出し、同駅を起点に「ビワイチ」を楽しんでもらう「自転車で巡るびわ湖一周の旅」は、九月~十一月の土、日、祝日に実施されている。
主催の鉄道を活かした湖北地域振興協議会(県、長浜市、米原市で構成)は「同駅には新幹線駅があることから、首都圏からも観光客を呼び込みたい」と意気込む。
貸し出し時間は午前九時から午後五時まで。利用料金は一日三千円で、ヘルメット、修理キットなどを含む。
湖東・湖北地域の指定施設で乗り捨て可能。 ちなみに二日間あれば琵琶湖を一周できる。
レンタサイクルの予約・問い合わせは、特定非営利活動法人 五環生活(0749―26―1463)へ。
これにあわせて、サイクリストを支援するサイクルサポートステーションを湖周道路沿いに設置する社会実験が、滋賀プラス・サイクル推進協議会(県などで構成)によって計画されている。
ステーションには自転車のトラブル対応、観光・宿泊の案内機能を設ける。
実施時期は十月末~十一月末ごろを予定しており、期間中はニーズがどの程度あるのか検証する。ステーションの設置数は湖周道路沿いの道の駅など七か所以上、さらに宿泊協力施設を二十か所程度見込む。
また、守山市も、漁船を活用して、人と自転車を輸送する支援システムを計画している。同市は「琵琶湖らしい仕組みで、多彩なサイクリングを楽しんでほしい」とPRしている。
湖上タクシーをイメージしたもので、守山市の木浜漁港を拠点に、大津港(大津市)、彦根港(彦根市)、北舟木港(高島市)を結ぶ。
実施時期は十一月の土、日、祝日を予定しており、コストや安全性から実現性を検証する。 (高山周治)






