日野町・谷口智哉さん(33)
《特集》
地方の人口減少や高齢化が急進する地域や旧市街地に住み込み、住民ともに活性化に取り組む「地域おこし協力隊」が、東近江地域でも七人(東近江三人、近江八幡市一人、日野町一人、竜王町二人)が活動している。
協力隊は、二〇〇九年に総務省が制度化し、全国各市町が地域外から隊員を募集し、最長三年を期限に委嘱している。
東近江二市二町には、どんな協力隊員が活動しているのか紹介します。
記事は、全て本人が執筆したもので、協力隊になった動機、地域での活動内容、地域活性化への思いなどが綴られています。
以前から子育ては自然に触れ合える環境でしたいと思っており、また、田舎暮らしをしながら人や社会の為になる仕事をしたいと考えておりました。しかし、やりたい仕事がなかなか見つからないのが現状でした。
そうした中で日野町の「地域おこし協力隊」の募集を見て大変興味を持ち、何度か日野町を見学させて頂き、このまちに住んで何らかの形で貢献していきたいと思い応募しました。
今までの職業は、不動産賃貸の営業や、食品工場の製造現場から管理、鶏肉の卸業の 営業と仕入れ、と全く畑違いの仕事に携わって来ましたが、これらの職歴の中でもいろいろなことを経験し、学ばせてもらいましたので、今後も日野町の活性化に役立てることは可能だと考えております。
活動内容は二つあります。一つは、日野町の観光資源を掘り起し、さらなるファンを増やして交流人口及び定住人口の増加につなげていきたいと思っております。もちろん、今まで様々な方がいろんな取り組みを行ってこられたと思いますので、それらの方々から学び、お手伝いをさせていただきながら少しずつ形にしていこうと思います。
もう一つは、原産である日野菜の生産に携わり、ブランドをさらに確立し、生産者の思いが全国の消費者に届けられるようにしたいと思っております。これに関しましても私自身、農業は全く経験がなく、分からないことだらけの状況から始めますので、移住先である鎌掛地区の関係団体をはじめ、地域の方々に教わりながら一緒に取り組んでいきたいと思っております。
他にもこれらの活動と関連させながら空き家で困っている方のお手伝いや、獣害対策等いろいろしたいことはありますが、全く知り合いがいない中でのスタートですので鎌掛地区のみなさんをはじめ、日野町の人々から気軽に声をかけて頂きたいと思っております。
これからは、生活面でも不安なことばかりですが、町の為に一生懸命活動し、全国に注目されるようなまちづくりをしていきたいと思っておりますので、みなさんよろしくお願いします。
【プロフィール】
谷口 智哉(たにぐち ともや)
33歳。富山県氷見市出身。東京法律専門学校卒。投資用不動産の販売・営業、餃子・焼売の製造工場管理業務、鶏肉の卸販売など。趣味・釣りと散歩。






