県政NOW 湖国の恵み―近江の地酒振興
師走を迎え、読者の皆様も慌ただしい毎日をお過ごしのことと思います。県議会も、去る11月27日より始まり、各種議案を審議して参りました11月定例会が、この21日に閉会を迎えるところです。
一方、今の時期や、新年にかけては、温かいものを食しながら、お酒を飲まれる機会も多いのではないでしょうか。近年は国内外を問わず、多様な産地の、様々なお酒に触れる機会に恵まれているところですが、古来より日本人に親しまれたお酒というと、やはり日本酒ではないでしょうか。
飲料であるお酒は、そのほとんどを「水」が占めるため、良い日本酒の条件の一つに「良い水」で作られることがあげられるのは言うまでもありません。また原料である「米」についても、その品質の高さが求められるのは論を待たないと思います。こうした原材料をベースに、日本酒が出来るためには「発酵」という工程が必要ですが、ここで重要な役割を果たすのが「酵母」等の微生物です。杜氏等の「人」の手によるところも多い酒造りではありますが、本質的に見ると、その土地土地の豊かな「自然」を体感出来る飲み物、また、体現した飲み物が日本酒であると言えます。
全国津々浦々で、酒造りが行われておりますが、今、申し上げた通り、近江という時代より作られてきた滋賀県の日本酒は、琵琶湖を取り巻く豊かな山々と、水田、その恵みである良質で豊富な地下水と米、そして柔和な気候と、その条件で活動する微生物等、滋賀県の豊かな「自然」や「価値」を表出したもので、これは「滋賀県」でしか作りえないものです。いわば琵琶湖をはじめとする豊かな自然環境に思い入れのある県民の皆様の宝であり、財産であるとも言えると思います。
県議会地方創生特別委員会では、現在、こうした近江(滋賀県)の地酒を振興し、県民の皆様に今一度、その価値を再認識頂くと共に、海外でも日本酒への注目が高まる中で、国内外にその「魅力と価値」を発信し、もって「滋賀県」全体の価値向上を目指すべく、条例制定に取り組んでいるところです。条例案が定まり次第、公表させて頂きますので、また皆様からご意見等賜れば幸いです。






