甲子園に“滋賀学”旋風を 近畿大会の勢いで初戦突破
◇東近江
第八十八回選抜高校野球大会に東近江市建部北町の滋賀学園が初出場を決めた。
先月二十九日午後三時二十五分ごろ、選考委員会本部から決定の連絡が、校長室で電話が鳴るのを首を長くして待っていた安居長敏校長のもとに届いた。「ありがたくお受けいたします」と対応した安居校長は、選手たちが待つ体育館へ急いだ。
整列した選手たちに安居校長が「第八十八回選抜高校野球大会出場が決定しました。“チーム滋賀学”一丸となって、大会まで鍛え上げて、一勝と言わず、優勝目指してがんばりましょう」と報告すると、今谷真一郎主将が「甲子園では自分達の野球をして、まず一勝をめざし、チーム一丸となって戦いたい」と決意を述べ、全員で山口達也監督や安居校長、部長やコーチを胴上げして、夢に見た甲子園出場の喜びを分かち合った。
山口監督は「(昨秋の近畿地区大会で並み居る強豪校を破って準優勝に輝いたチームの成長と自信の)勢いを止めることなく、バッテリー中心に隙のない攻撃を見せ、まず一勝、初戦突破を一点集中でがんばりたい」と、決意を示した。
日ごろお世話になっている東近江市民に「やっと恩返しができます。時間の許す限り、甲子園の方に足を運んでいただいて、いっしょに戦っていただけたら」と感謝した。
今谷主将は、チームの特徴である一年生バッテリーのうしろで二年生がしっかり守って、四番の馬越大地を中心に一番から九番まで切れ目のない打線で、「(平成二十一年夏出場も)勝てていない甲子園でまず一勝」と目標を掲げた。
エースの神村月光投手が「この冬つけたスタミナと、球速アップを見てほしい」と、自分のピッチングでチームに勢いをと抱負を述べると、女房役の三番バッター後藤克基捕手も「神村の持ち味を生かしたい。(甲子園で一点もとれていないので)まずホームベースを踏むこと」と頼もしく語った。
センバツ出場の朗報に小椋正清市長は「東近江市の代表として精一杯の健闘を期待します。一人ひとりのプレーに熱い思いを込めて悔いのない試合に」と、エールを送った。
組み合せ抽選会が三月十一日にあり、センバツは同二十日、甲子園球場で開幕する。
トナリマチから
いなべ総合も出場
東近江市と鈴鹿山脈をはさんだトナリマチとして交流の絆を太くしている三重県いなべ市からも県立いなべ総合学園がセンバツ出場を決めた。昨夏の甲子園をあと少しで逃した悔しさをバネに、東海地区大会準優勝で、こちらもセンバツ初出場をつかんだ。トナリマチ対戦の可能性もあり、両市民の応援にも熱が入りそうだ。







