県政NOW 春は祭りだ
桜の花も散り新緑がまぶしい季節がいよいよやってきます。この4月は活動範囲が広くなったことで東近江市内はもとより各地のお祭りに出かける機会があります。今週も水口の曳山まつりと竜王の苗村祭を訪れる予定で、とても楽しみにしています。
さて先週の日曜日には各地で春祭りが盛大に行われました。その中で日吉神社の建部まつりにお誘いをいただき、神輿の渡御を初めて拝見いたしました。50年以上八日市に暮らしながら、これほど伝統があり格式高いお祭りとは知らず、とても恥ずかしい思いをしました。
祭りは大きく上の郷(建部地区中心)と下の郷(五個荘地区中心)に分かれており、宵宮はそれぞれ別に行われます。大祭当日は建部郷15村から合計7基の壮麗な神輿が「ハイラコー ハイラコー」の掛け声とともに、決められた順番に日吉神社に繰り込みます。馬場先では鳥居をくぐる前に担ぎ手が神輿を大きく揺らしたり、方向を転換したりする様子はたいそう迫力があり、観客からも大きな歓声があがりました。
またこのお祭りは服装に特徴があり、神輿の担ぎ手は近江商人の旅姿で和服に紺の半天、角帯を締めています。また役員の皆さんは紋付羽織はかま姿に山高帽と革靴を身に着けておられます。おそらく明治時代から始まった服装だそうですが、革靴を履く理由はよくわからないそうです。
最近はどこのお祭りでも同じことですが、集落に若い人が減っており神輿の担ぎ手を確保するにはご苦労があるようでした。それでもこのお祭りのためにわざわざ帰ってきたという方々もおられ、古い友人たちと楽しそうに話しておられる様子は微笑ましくありました。地域や農村にはお祭りをはじめ、こうした伝統的な行事や文化がたくさん残っています。東京への一極集中ではなく、それぞれの地域の文化や伝統を守っていくことが、私に課せられた大きな使命であると改めて認識した建部まつりとなりました。






