県政NOW 家庭・社会の愛和は「思いやり」から
熊本・大分の大地震による被害は目を覆うばかりです。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞い申し上げます。滋賀県からも救援隊が派遣され、日夜奮闘いただいております。一日も早い復興を願うとともに、私たちの地震への備えも再度整えたいものです。
さて、ゴールデンウイークが終わりましたが、農作業や自然とのふれあい等で家庭愛和に努められたり、清掃ボランティアや祭りなどの地域行事等に参加して、他者への気遣いと地域の人とのコミュニケーションを深め、社会愛和を実践された方もおられたのではないでしょうか。
先日、愛和(あいわ)の効果を証明するデータが示されました。私たちは、愛情や絆を強める働きをするオキシトシンというホルモンを分泌しますが、このホルモンは、特に0歳~2歳ぐらいの子どもの育児をする母親がリラックスできる働きに寄与するとされています。母親の授乳時にリラックス感が増しますが、家族の寄り添うコミュニケーションが多くなるときもリラックス状態が続くという結果です。このことから、家庭愛和は、お互いを思いやる対話が多いほど充実し、安定した子育てにより落ち着いた環境で子どもが育つということが証明されたのです。
社会愛和も同じです。反社会的な「いじめ」は、自己中心的で思いやりの心の欠如から始まりますが、これが攻撃や誹謗中傷、非協力へと蔓延すると良い社会が築けません。今後、科学の進展によって人工知能が人間の知識量をはるかに超えますが、思いやりの心まではたどり着けません。「感謝・思いやり・対話」は、「ひとが人であり続ける」ための私たちの社会の原点なのです。
今年は、県議会の厚生産業常任委員会の委員長を拝命しました。福祉・医療の充実や観光・産業振興策は、「住んで良かったと言える支え合う仕組みづくり」と「おもてなしの愛和」が重要との基本に立ち返って政策提案をして参りたいと思います。






