県政NOW 伊勢・志摩サミットが終わって
先月末8年ぶりに三重県の伊勢・志摩で先進国首脳会議、いわゆるサミットが行われました。今回のサミットは安倍総理の強い意向で伊勢神宮参拝から始まりましたが、日本の文化と精神性を強く各国の首脳に感じていただくことができて、大変評判がよかったそうです。そしてサミットで利用されたホテルでは各国首脳が宿泊した部屋の予約への問い合わせが集中したり、晩さん会で出された料理と同じ食事ができるプランができたりと、早速サミット効果が出ています。今回のサミットで一躍世界的に有名になった伊勢・志摩には、外国人を含めた多くの観光客が当分の間訪れることでしょう。
そしてなにより今回のサミットの素晴らしかったことは、アメリカのオバマ大統領が原爆を投下した加害国の大統領として初めて広島平和記念公園を訪問し、献花をされて被爆者の代表とも言葉を交わされたことです。オバマ大統領が被爆者の方を抱きしめられ、背中をさすっておられた映像をご覧になって、感動された方も多いのではないでしょうか。私もテレビを見て思わず涙があふれました。
オバマ大統領は当初、広島を訪問することをかなり心配されていたようで、「本当に私が広島を訪問してよいのだろうか」と言われていたそうです。しかしお帰りになるとき沿道から広島の市民の皆さんが笑顔で手を振って見送っておられる様子に非常に感動され、帰りの飛行機の中から直接日本政府に「広島に来て本当によかった」との感謝の言葉を述べられたと伺いました。
私自身も戦後70年の節目の年に県議会の調査で広島を訪れた際平和記念公園で原爆資料館を見学し、同じ場所で献花をささげました。原爆が広島・長崎に投下されたことは決して許されることではありません。しかし今回のオバマ大統領の訪問はまぎれもなく新しい時代の扉を開けた瞬間でした。いつの日にかオバマ大統領の言われた「核なき世界」が実現されることを願っています。






