県政NOW 被災地、熊本を視察して
このたび発生しました平成28年熊本地震に際し、被災された皆様とその家族及び関係者の方々には、心よりお見舞い申し上げます。被災地の方々におかれましては、一日も早い復旧がなされますことをお祈りいたします。
先月26、27日に被災地の現状把握・視察を兼ねて熊本を訪れました。災害の現実(特に益城町)を見て自然の恐ろしさに言葉を失いました。まだまだ被害が進行していると感じました。皆さんの先行きに対する大きな不安をしっかり受け止めてきました。
特に目の当たりにしたのは昭和56年以前に建築された旧耐震基準に基づく古い家屋はほとんど倒壊していたという現実です。これらの家屋は大地震が来れば倒壊の危険性があるということをからだで体験いたしました。滋賀県内にも数多くの活断層があり、熊本地震に匹敵するような地震が起こるということは想定されます。滋賀県における耐震化率平均81%に対し、私の選挙区、日野町は66%、東近江市は72.5%、愛荘町は71.5%と平均を下回っています。私たちは、耐震化について今一度認識しなければなりません。
自然災害は、止めることはできません、しかしその被害を小さくする減災は、人間の努力と知恵、お互いの協力で出来ます。当然のことながら、住民による救出活動の負荷をなるべく減らすために、耐震化や家具の転倒防止について、一層推進していく必要があります。ただし、一人暮らしの高齢者などは、費用のかかる耐震化への理解を得ることは難しいケースが多いのですが、仮に被災してしまった時に、救出にあたってくれる近所の方までを危険な目にあわせるかもしれないということを認識してもらえば、多少なりとも耐震化への動機付けにはなるかもしれません。「自分はどうなってもいい」という考えは、共助の根底を揺るがします。支援者側だけでなく、要支援者の防災教育が今後求められます。
熊本県を中心とする一連の地震活動により、家屋の倒壊や大規模な土砂崩れなど甚大な被害が発生しましたが、被災地区の消防団は、自ら被災した団員がいたにも関わらず、震災直後から昼夜を分かたず救助活動、安否確認及び避難誘導を行うとともに、その後の避難所での活動など地域の安心・安全を守るための幅広い活動を実施いたしました。今年も、県内の消防団員の日頃の成果を競う第51回滋賀県消防操法訓練大会が開催されますが、大会を開くことによって、「心・技・体」、あらゆる面で、個人として、また消防精神の向上に繋がります。この精神が今回のような災害時の消防活動にも生かされることを期待するものであります。






