県政NOW 伊庭内湖の自然を守る会
今年で結成11年を迎える「伊庭内湖の自然を守る会」は、豊かな生態系を取り戻そうと、動植物調査や外来魚の駆除、ヨシ刈り、内湖岸の浮遊・沈殿物の撤去さらには市内小学生の水環境学習支援などを行う、琵琶湖と伊庭内湖をこよなく愛するボランティアグループです。
先月29日、守る会の「特定外来水生植物パトロール」が行われ、私も会員の一人として参加させていただきました。
調査は、オオバナミズキンバイとナガエツルノゲイトウという外来植物で、放置すると琵琶湖の固有植物や水質にも大きな影響をもたらします。このうちナガエツルノゲイトウの分布は、南湖では生育範囲が限定的である一方、北湖では内湖や大河川など周辺水域において大規模生育が確認され、その面積は平成27年度には3.5万平方メートルとなっています。限られた予算の中で完全除去にはまだまだ時間がかかりますが、今回のパトロールで確認できた比較的小さな生息個所は、漁業組合の方に除去をお願いすることになっています。
そうした中、昨年施行された「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」の滋賀県の計画素案が県議会委員会で示され、一刻も早い対策の実施が待たれます。4年間の計画素案には、大量に繁茂する水草や外来生物の除去、また水産資源の回復などを重点事項としております。9月初めには計画案にまとめることとされていますが、一方で、26日に発表された県政世論調査の速報では、対策の要となる琵琶湖の保全及び再生に関する法律を全く知らない方が52%と、県の重要な施策に対する認知度が低いという別の課題も明らかになりました。
こうしたことも踏まえて、実効性ある計画を県議会でもしっかり議論していきたいと思いますし、県民の皆様のご意見もよろしくお願いします。
草津の湖岸に生息していた蓮が急になくなるという異変が示すように、目に見えないところで琵琶湖の環境が大きく変化していることは事実で、琵琶湖の保全というものは日々の変化に早く気付くことが重要です。だからこそ、伊庭内湖の自然を守る会のみなさんの日々の活動の意義をあらためて実感したパトロールでもありました。






