自治刻刻 「4年の進歩」
先日、母校・滋賀県立彦根東高等学校を昭和45(1970)年卒業の学年同窓会が彦根市内で開かれ、勇躍出席しました。当時は1学級50人、10組。6,000万人以上が来場した活力あふれる大阪万博開幕の喧騒の記憶と共にベトナム戦争が泥沼化する中、日本各地に大学紛争が拡大し、国内外ともに騒然とした空気にむせ返るような不安を抱きながら大学受験を迎えた記憶があります。卒業から46年、集まった約100人は国が認めるれっきとした高齢者に差し掛かり、高校時代の思い出話やお定まりの病気・孫・介護の“三題噺”など大いに盛り上がりました。
学年同窓会は幹事のご苦労により4年ごとに開催されています。今年は8月にブラジル・リオ五輪が終わったばかり。つまり同窓会はオリンピック年の開催なので、次回は2020年東京大会の年。
この4年の節目には大きな意義を感じます。前回オリンピックはイギリス・ロンドン大会。我々は還暦をすぎたばかりの年でした。今回の男性幹事は開会の挨拶で自ら結婚したことを報告した後、「もっと驚くことがあります。子供ができた方もおられます」とびっくりするような話で会場を沸かせていましたが、多くが定年退職を迎え、社会人として家庭人として新しい生き方を模索することを強いられる「人生最後の試練の年代」ともいえます。還暦を一つの“卒業”とすれば、4年ごとの再会は、また会う日まで気負うことなく若い気分で楽しみ、老いぼれず、老春の志を忘れずにすり足でもいいから小幅の進歩をしていこうという約束の場でもあるのでしょう。
今年6月、竜王町長に初当選させていただきました。4年前はまだ造幣局理事として公務に没頭していましたが、任期満了後は郷里竜王町のために一身を捧げたいと秘かに心を燃え立たせておりました。
「学びて時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや。朋有り、遠方より来たる。亦楽しからずや。」(論語)
オリンピック東京大会の同窓会までの4年。同窓生に、そして何より次世代に誇れる竜王町を創るため、がむしゃらに全力投球していきます!






