中村体協会長が若者にエール
◇東近江
リオオリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍が伝えられ、多くの人がスポーツのすばらしさや魅力、その力を改めて実感している。東近江市体育協会会長で名誉市民の中村功一氏はこのほど、市川純代市教育長に市のスポーツ振興と選手育成強化に努めるよう申し入れた。
これは、中村氏が若い頃に自身が受賞した「県スポーツ章」の表彰状などが自宅で見つけたのをきっかけに、「東近江市の若い人たちが元気を出して、スポーツで市に活力を」との思いを募らせ、居ても立ってもいられず、市川教育長のもとを訪れたもの。
中村氏は、県庁に奉職して「琵琶湖に接していない地(旧八日市)で育って県庁へ就職して、琵琶湖に魅せられた」と、五人の同僚に声をかけ、漕艇チームを結成。仕事との両立を図りながら、朝に夕に練習を続け、国体・各種全国大会に出場し、昭和二十七年八月に瀬田川の琵琶湖漕艇場で開催された第二回全日本漕艇選手権大会で見事に優勝を果たした。翌二十八年四月に県教委からその栄光をたたえた表彰、スポーツ章を授与された。また、漕艇場からはオールのオブジェの贈呈も受けた。
当時は終戦間もないころで、県は「全国的水準より遥かに低位にある県下スポーツ振興の一助とする」との目的で表彰した。
中村氏が「東近江市では県立八日市南高校のボート部ががんばっている。能登川の艇庫や伊庭内湖のドラゴンカヌーなどもあるので、水にちなんだスポーツなどに力を入れてもらいたい」と提言すると、市川教育長は「滋賀国体も控えていますので、しっかり努力します」と答えた。







