医療ドラマと講演で学ぶ
◇東近江
日本人の死因の五割を占める「がん」。その早期発見と万一、発症した場合の治療や出来るだけ負担を軽くして暮らし続ける向き合い方を学ぶ「東近江医療圏がん診療市民公開講座」が十二日、県立男女共同参画センター(近江八幡市鷹飼町)で開かれ、県内各地から約百二十人が訪れた。近江八幡市と東近江市の総合医療センター、滋賀医大付属病院が共催した。
第六回の今回は「家族ががんになったとき」をテーマに、乳がんを例に健診を定期的に受ける重要性や、乳がんの分類とそれぞれに適した治療方法など、医療関係者が演じる医療ドラマを通して解説し、治療に対する不安解消や末期を迎えた生き方、がんと向き合う日々の暮らし方などを考えた。
医療ドラマでは、患者ががんに対する正しい知識を得て、医療者とよく相談して納得のいく治療方法を選択することの大切さを訴えた。
医師だけでなく、がんと向き合う生活について相談に乗るソーシャルワーカーや、がん症状と治療について第三者的に理解するセカンドオピニオン制度、病院の相談コーナーの利用など、治療とともに発症後の人生プランを支えるチーム医療を受ける重要性について説いた。
また、患者と家族が治療の目標や療養について話し合うことの大切さや、延命治療に対する患者本人の希望や人生をどのように終えたいかを伝え、最期は自分らしく生きる緩和ケアとの向き合い方を考えた。
このあと、滋賀医大付属病院泌尿器科講師・影山進医師が「からだに優しいがん治療・泌尿器がんの手術」をテーマに講演し、高性能な内視鏡を使った腹腔鏡やロボット装置による最先端手術の現状と課題などを解説し、進化し続けるがん医療技術の一端を紹介した。






