権田 五仁代表に聞く
【東近江】 東近江市に拠点を置く、サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)所属のMIO(ミーオ)びわこ滋賀は、2006年のチーム発足から3年目でJFL昇格を果たして以来、湖国初のJリーグ入りをめざすが悔しい思いが続いている。チーム力の強化を図り、今シーズンに臨む権田五仁・代表取締役(52)に今季の展望を聞いた。文中敬称略。
――2017シーズンを振り返って。
権田 16チーム中、13位と厳しいシーズンだった。その一方で、サポーターやスポンサーなど、チームを支えていただく輪が広がってきたことを実感した。そのためにも今シーズンは、期待に応えないといけない。
――2018シーズンの抱負は。
権田 もちろんJ3昇格圏のリーグ4位以内が目標だが、そのためにも順位を昨季よりも一歩でも前へ進めたい。現在は選手補強を行っており、新チーム発足は1月20日、正式発表は2月下旬の見通しだ。
――観客増のためファン拡大の取り組みも重要だ。
権田 チーム力の強化はもちろんだが、家族やカップルでスタジアムに足を運んでもらって、年間通じて楽しんでもらえるホームゲームイベントも大事にしたい。
例えば昨季は、若い母親による「ママ・マルシェ」、リフティングや自転車BMX(バイシクル・モトクロス)のパフォーマンスなどのイベント、地元ダンス教室の子どもたちで構成されるオフィシャルダンスチームのショーなどを開催したが、今年はさらに拡大する。
――障害者サッカーの支援にも力を入れていますね。
権田 MIOにとって福祉への貢献は、青少年育成、環境とともに大きな柱だ。きっかけは、私が役員を務める会社で障害者を雇用する仕組みを整えた約7年前、知的障害をもつ選手でつくるサッカーチームの監督を頼まれ、引き受けた。さらにMIOからコーチ2人が出向してお手伝いをさせてもらっている。今では選手層が厚くなり、日本代表候補を輩出するまでになった。
また、昨年10月の布引運動公園陸上競技場(東近江市)でのホームゲームでは、サポーターに障害者サッカーに関心を持ってもらおうと、電動車いすサッカーチームのデモンストレーションを実施し、高い技術力を見てもらった。
――湖国のファンにメッセージを。
権田 念願のJリーグ入りするには、チームの力だけでなく、後押しするサポーターの力も大きい。地域密着型の愛されるチームづくりに努めるので、ぜひ試合会場に足を運んでもらい、共に戦ってほしい。
(高山周治)









