3月23日から阪神甲子園球場
26日に出場校が決まった第90回記念選抜高校野球大会は3月23日に阪神甲子園球場で開幕する。県内からは昨秋の近畿大会でベスト4入りの近江高校と準々決勝で同校に惜敗した彦根東高校(ともに彦根市)の2校が選出された。さらに21世紀枠で膳所高校(大津市)が選出。県内の高校が選抜で3校選出されるのは初めてで2001年に茨城県から3校選出されて以来の快挙。
優勝候補筆頭は大阪桐蔭(大阪)だ。昨年のチームから中心選手が数多く残り、近畿大会では決勝戦まで他校を圧倒。投手陣は右の本格派柿木蓮投手に大型サウスポー横川凱投手がおり、さらに打者としてもチームの4番を打つ根尾昂選手や昨夏は2年生で唯一日本代表にも選出された藤原恭大選手などプロ注目の選手が目白押し。
対抗は昨秋の明治神宮大会を制した明徳義塾(高知)か。最速145キロのストレートとキレのあるスライダーが武器のエース市川悠太投手は明治神宮大会では決勝戦で完封。打線も昨チームから4番を打つ谷合悠斗選手がチームを牽引する。
北海道は駒大苫小牧が4年振りの出場。突出した選手はいないが、全員野球で北海道大会を勝ち抜いた。東北からは甲子園常連校の聖光学院(福島)、花巻東(岩手)、日大山形(山形)の3校が出場。聖光学院は東北大会4試合で44得点の強力な打線で東北地方初の聖地優勝を目指す。
東京・関東からは日大三(東京)、中央学院(千葉)、明秀日立(茨城)、東海大相模(神奈川)、慶応(神奈川)、国学院栃木(栃木)が出場。中央学院、明秀日立は春夏通じて初めての甲子園出場。明秀日立は最速144キロを誇る細川拓哉投手、高校通算17本塁打の増田陸選手、同じく24本塁打の芳賀大成選手がチームの中心。初出場ながらも台風の目になれるか。
北信越からは日本航空石川(石川)、星稜(石川)、富山商業(富山)の3校が選出。日本航空石川と星稜の石川勢が北信越大会では実力が抜きん出ていた。日本航空石川は昨チームの甲子園経験者が多く残り、打線が活発。
東海は静岡(静岡)、東邦(愛知)、三重(三重)が出場。東邦は打線が活発なだけに投手陣の奮起に期待がかかる。
近畿からは大阪桐蔭、智弁和歌山(和歌山)、乙訓(京都)、近江、彦根東、智弁学園(奈良)の6校が選出。近江は1年からチームの4番を任される北村恵吾選手や好打者の家田陸翔選手が打線を牽引。投手陣もエースの金城登耶投手、1年の林優樹投手の2人のサウスポーが安定感のある投球を見せる。彦根東は昨夏の甲子園でも活躍したエースの増居翔太投手、左の技巧派・原功征投手、トップバッターの朝日晴人選手の3人がチームを引っ張る。
中国はおかやま山陽(岡山)、下関国際(山口)、瀬戸内(広島)の3校が選出。おかやま山陽、下関国際ともに昨夏の甲子園経験者が主軸を担っている。瀬戸内の4番を打つ門叶直己選手は中国大会初戦で1試合4本塁打を放ち、一気に甲子園の主役候補に。
四国は明徳義塾、英明(香川)、松山聖陵(愛媛)、高知(高知)の4校が選出。松山聖陵はエースの土居豪人投手に注目。190センチ100キロの巨体から繰り出される最速144キロの直球は威力十分。
九州は創成館(長崎)、富島(宮崎)、延岡学園(宮崎)、東筑(福岡)の4校が選出。創成館は明治神宮大会準優勝校でエースの川原陸投手がツーシーム、スライダーを武器に安定感のある投球を見せる。富島は投打にそつがなく、食らい付く野球で聖地初勝利を目指す。
21世紀枠は9地区の候補から膳所、由利工業(秋田)、伊万里(佐賀)の3校が選出。膳所は県内屈指の進学校で突出した選手はいないがデータ分析専門の部員がおり、データ野球で勝機を見い出す。由利工業は最速142キロ右腕の佐藤亜蓮投手が昨秋の東北大会初戦で10奪三振の好投を見せた。伊万里は佐賀県大会準優勝。九州大会は初戦で敗れたものの、全員野球で戦う。
(武智俊憲)





