県政NOW ハイブリッドER(救急救命室)
去る11月6日から8日までの厚生・産業常任委員会の県外行政調査で、鹿児島県鹿児島市の社会医療法人緑泉会・米盛病院を訪れ、ハイブリッドERについて説明していただきましたのでご紹介します。
同病院は、南北600キロの広い鹿児島(滋賀県の南北距離約100キロ)で常に抱えていた課題「救急」に対峙するため、足りないものは創るしかないと、「一秒を救う。一生につなぐ。」をコンセプトに、救急科と整形外科の二つを叶える専門病院として地域に根ざした医療活動を行っておられます。
同病院外科部長、畑倫明氏によると、通常の救急医療では病院までの搬送が平均約40分かかり、さらに病院内では検査等を経て手術に入るまで約100分かかるといい、同院では院内対応を目標30分以内に手術まで到達しようと取り組まれています。
これを可能とするのがハイブリッドERで、驚いたことにこの救急救命室は、CT室、血管造影室、手術室の機能を併せ持っています。これにより現場から直接介入し、ワンストップで迅速に治療を開始することで救命率を向上させ、後遺症が残る割合を減少させることに努力されています。
さらに、救急医療は『待っている医療』から『迎えに行く医療』へと、民間医療用ヘリコプターやドクターカーなどの機動力を生かした救急医療にも取り組まれています。
滋賀県においてもドクターヘリが運用され、また各病院では救急救命に懸命に努力して頂いておりますが、検査機器室の近接化や検査体制の見直しなどで検査に掛かる時間を短縮できれば、一秒でも早く手術等の処置に到達して頂け、さらなる救命率の向上が期待できます。
実は説明を頂いた外科部長の畑倫明氏は、近江八幡市生まれ大津育ちの滋賀県人であり、最後に「わが愛する故郷、滋賀県にもハイブリッドERを是非導入して下さい」と締めくくられました。滋賀県民のためにも実現に努力してまいりたいと思う次第です。






