「健康しが」をめざして 「やまの健康」を高めよう
少しずつ、陽射しに春の気配が感じられるようになってきました。木々の芽吹きが待ち遠しい季節です。
私は、知事二期目就任以降、折にふれて「やまの知事になる」と申し上げています。新年度予算案においても、「やまの健康」推進プロジェクトとして、やまを守る取り組み、やまの産業を活性化させる取り組み、やまの魅力を磨き伝える取り組み、そしてやまの暮らしを支える取り組みを位置づけています。
なぜ、今「やま」なのか。
私は、「徹底した現場主義の実践」として、通算十回、県内各地の集落で短期間の移住生活を行ってきました。長浜市木之本町杉野や東近江市奥永源寺など山間部の集落では、山が琵琶湖や私たちの暮らしにとっていかに大切なものであるのかということ、そして山のもつ可能性や課題について、地域の皆さんとの意見交換や様々な体験を通じて実感しました。
多くの人は、普段の生活の中で山が身近にあるわけではありませんが、私たちが使っているもの、例えば紙や鉛筆など、実は山の恵みによるところが大きいものがたくさんあります。また、山には祈りの文化があり、様々な文化財がある。あるいは、トレイルやウオーキングなど、レジャーや観光、スポーツの場としての可能性も大いにあります。
高齢化や過疎化など、多くの地域にある課題が、山村地域ではより顕在化していることも事実ですが、可能性を伸ばすことで、もっと山を元気にできるのではないだろうか、課題はあっても今から取り組み始めれば間に合うこともたくさんあるのではないか、と思っています。
森づくり、山づくりは五十年、百年後を見据えた事業です。私たちの子どもや孫の世代が豊かに山と関わることができている姿を想像しながら、山に私たちの手と力、そして心を入れていく。そんな取り組みをさらに具体化し、前に進めていきたいと思います。
がんばりましょう!共に…。






