県政NOW 「第25回参議院議員通常選挙を終えて」
憲法改正や年金問題、そして、景気や雇用などを争点とした第25回参議院議員通常選挙を終えて滋賀県選挙区では前滋賀県知事で野党統一候補となった嘉田由紀子氏が当選されました。滋賀県ではこれまで与党である自民党の国会議員がすべての議席を占めていた中、久しぶりに女性である野党系の国会議員が誕生したことで、今後、滋賀県政がどのように変わっていくのか、県民の皆さんの期待も大きいものがあると思います。
とりわけ、嘉田由紀子氏が知事時代に推進した流域治水政策や子育て・女性活躍の政策が今後国政においてどのように展開されるのか、注目されるところです。
また、今回の選挙では与党を中心とする改憲勢力が3分の2の議席を得ることができなかったことは幸いでした。それは世論調査の結果をみても国民の中に改憲への意識の高まりがあるようには感じられないからです。
一方、今回の選挙では投票率の低下が大きな懸念材料となりました。春に行われた統一地方選挙に続き、今回の参議院議員選挙の投票率も低迷し、滋賀県においては前回選挙より4・56ポイントも低い51・96パーセントでした。有権者のほぼ半数が棄権され、また2016年6月に選挙権年齢が18歳に引き下げられたにもかかわらず、若い世代の投票率が伸び悩んでいるのは深刻な事態です。これは選挙の明確な争点を示せていない、あるいは暮らしと選挙のかかわりが有権者に実感してもらえていないなど、私達地方議員も含めて政治や選挙に関わっているものの責任が大きいと思います。そして、今後は有権者教育の推進や投票方法の大胆な改革など教育委員会や選挙管理委員会の役割が大いに期待されるところです。
参議院は「良識の府」と呼ばれていますが、衆議院のように政党の立場に支配されることなく、様々な分野で活躍しておられる議員一人一人が信念と識見を持って自由な議論が行われることが期待されています。そのために参議院は解散もなく、任期も6年間と長くなっています。
今回当選された嘉田由紀子氏にはこの任期中に滋賀県において取り組まれた先進的な施策を国政に反映されるとともに、私が統一地方選挙で訴えた「すべての人に居場所と出番がある共生社会の実現」に向けて活躍されることを期待します。






