国政刻刻 第25回参議院議員選挙
戦後74年目のお盆を迎える。わが国のお盆は、8月15日の大東亜戦争の終戦日と重なり特別の意味合いがある。政府主催の全国戦没者追悼式の静粛な中に、ひと時の思いを馳せる人は多いのではないでしょうか。戦後生まれの天皇皇后両陛下にとっては最初の、また、令和として最初の全国戦没者追悼式にご臨席されることになります。
さて、先月には、第25回参議院議員選挙が施行されましたが、第1回参議院選挙は昭和22年4月20日投票(選挙期間は30日)の日程で、米国の占領下で実施、定数250人の内、上位125人は任期が6年、下位125人が任期3年で改選を迎えるという方式が採用され、以後、現行の3年毎の半数改選となる。因みに、戦後の混乱期の第1回の投票率は地方区が61・12%、全国区が60・93%であった。2000年以降の他国の議会選挙の投票率を比較すると、オーストラリア下院が90%台、スウェーデン議会(一院制)が80%台の高い投票率を維持している一方で、アメリカ下院は高いときでも50%と低投票率にとどまっている。イギリスおよびドイツの下院は90%から50%の間で推移しており、わが国は衆議院が50~60%台、参議院が50%台で必ずしも高くない。
今選挙の投票率は過半数を割り、48・8%であった。要するに有権者の約半分は投票に行かないわけであり、期日前投票の簡素化、投票所の拡大など、あの手この手の対策が講じられているが、大きな向上が見込めないのが現状である。議会制民主主義の基本が投票による政治参加であることを踏まえると、さらなる投票率向上を目的とする取り組みが求められる。特に若者の投票率が低いのは、各国共通であり、若い有権者の政治的無関心が、わが国同様多くの国でも懸念されている。選挙を評して「勝ちに不思議有り、負けに不思議無し」とはよく言われるが、日常の地道な活動が第一であると改めて実感した。






