県政NOW 東近江方式 始まる!
今月8日、国立がん研究センターが、2012年にがんと診断された患者の3年生存率を発表しました。3年生存率は、昨年に引き続き、2回目の公表となりますが、全がんにおける3年生存率は72・1%でありました。部位別にみると、前立腺がんが99・2%、乳がん95・2%、大腸がん78・7%、そして胃がんが75・6%と比較的高い一方、難治性である膵(すい)臓がんは16・9%、同じく5年生存率では9・6%と全がんの中で大変厳しい状況が続いております。
以前にも寄稿させて頂きました通り、膵臓がんの生存率が低位であるのは、ステージ早期に自覚症状がなかなか出ず、早期発見・早期治療が困難であることが一つの原因であります。
私は、平成29年12月定例会の一般質問において「このような状況を改善し、膵臓がんの治療成績を向上させる為に、広島県尾道市等、他地域の病診連携よる取り組みも参考にしながら、県がリーダーシップを発揮すべき」と県当局に質したところですが、この度、東近江市においても地元医師会と東近江総合医療センターの連携により、「(仮)東近江医師会 膵癌早期診断プロジェクト」がスタートする運びとなりました。先月の7月25日には同医療センターにおいて、地元医師会の横田医師、花戸医師、医療センターの伊藤医師、赤堀医師等のリーダーシップにより「第1回東近江医師会 ハンズオンセミナー」が開催され、私も出席致しました。当日は、早期診断の鍵の一つである「腹部エコー検査」について、実際の機器を使用し、若手医師が被験者になりながら、参加された医師会所属医師の皆様に対して、専門医の赤堀医師等が「膵臓がんを見つけるコツ」を熱心に伝授されておりました。
地域の診療所で、まず検査。疑わしきは医療センターにて精査のうえ、手術や抗がん剤投与等、適切な治療を早期に実施、という流れを病診連携のもとにつくり、一人でも多くの患者さんの命を救おうという取り組みです。地域医療の充実に努める県議会としても、この取り組みをバックアップして参ります。






