県政NOW お節介のすすめ
9月に入り、2学期が始まりました。夏休み明けのこの時期が、小中学生の自殺者が最も多い時期だそうです。
また鹿児島県出水市で4歳の女児が虐待で命を落としました。東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が虐待死した事件で、彼女がノートに手書きで残した「ママへのメッセージ」に涙した方も多い事と思いますが、相変わらず虐待が止むことがないようです。
県では次期総合戦略を作成するにあたっての骨子案が提示され、現在の出生率1・58が2060年には1・8程度に向上するとしても、滋賀県の人口は119万人と約23万人減少すると見込んでいます。
少子高齢化、人口減少がすでに始まっているなかで、両親や同居者からの虐待や同級生などからのいじめを受け、せっかくこの世に生まれたかけがえのない尊い命を、将来の夢を閉ざされたことは、親族のみならずこの国にとっても悔やみきれないことと思います。
改正児童虐待防止法が来年4月から施行され、児童相談所の虐待事案への対応力が高まります。虐待事案では必ず児童相談所に注目が集まりますが、親族の関わりはあまり報じられません。虐待をする親にも親兄弟がいるはずであり、親兄弟がいつもと違う孫の様子を見抜けなかったのか、或いは親に悩みを打ち明けられなかったのかと思えてなりません。
県総合戦略案では、「みんなで応援する結婚・出産・子育て」を基本政策の1つにしていますが、その前に、核家族化が進む今こそ「お節介」を見直すべきではないでしょうか。
あわせて、近居、できれば同居を勧めたい。
かつては家族が寄り添って、力を合わせて暮らして来ましたが、今では生活が便利になり、個人が尊重され、仕事の都合もあって、核家族化が進行しました。
その一方で、子育てに悩む母親が身近に相談できる人が無いとも聞きますし、近所付き合いが無いことで虐待やいじめが見過ごされてしまうようになったとも思います。
今ではスマートフォンでお節介することもできますが、近くに住んでくれていれば、孫の変化に気づけたでしょうし、相談に乗ることも手伝うこともできます。親兄弟の思いやりのあるお節介で小さな命を守るとともに、悩める母親を救うことができると思います。






