晴耕雨読「地域を歩くことで気づいた大切なこと」
住民の皆さんの生の声をお伺いしたいと思い、日野町中のお宅を訪問し課題をお聞きする活動をしています。歩きすぎて足にマメができましたが、多くの事をお教えいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
お話を聞いて初めてわかる事があります。「実はこんな問題があってな」「まわりには言えなくて」「諦めていたけど、もう一度頼むわ」と、内容は道路、地域交通、農業、介護、子育て、空き家など様々です。また、実際に自分の足で地域を歩いてみて、空き家、耕作放棄地、一人暮らしの増加など、集落の現状を肌で感じ取ることができます。役場の資料や他者の話からは到底知ることのできない、大切なものばかりです。
さて、令和になり、私たちの周りにはパソコンやスマホが溢れ、インターネットなしの生活は考えられなくなりました。AI(人工知能)など最新のテクノロジーも登場し、時代は一層変わろうとしています。しかし、時代をリードする先端企業(グーグルやアリババ等)の天才達は「デジタルの世界が行きつくところは、アナログの世界にある」と結論づけています。つまり、どんなに時代が進んでも「人と人とが、顔と顔を合わせ、ふれあい、話をすること」は最も人間的な行為であり、そのすべてをテクノロジーが代替することはないということです。
ある日訪問したご高齢の男性に「上がっていきぃ」と居間に上げていただき、幼い頃に亡くなった私の祖父との思い出を、いろいろと語ってくださいました。私は祖父が大好きだったので、ぽろぽろ涙が出ました。心が温かくなりました。
人とお話をすることは、何ものにも代えがたい、大切なことだと思います。私も人とふれあい、お話をし、目の前の人を大切にできる人間になれるよう頑張っていきたいと思います。
【略歴:S59年生、八日市高校・立命館大学・京都大学大学院、民間企業・議員秘書を経て現職】






