「国政刻刻」新春特別寄稿 今、国で必要とされている治水をめぐる滋賀モデル
明けましておめでとうございます。
おかげさまで昨年7月の参議院議員選挙で国へと送って頂き、半年が過ぎようとしています。
この半年を振り返ってみると、選挙後に碧水会(へきすいかい)という会派を愛媛県選出で同じく無所属のながえ孝子議員と結成しました。会派を結成しなければ、制限される活動もあり滋賀県知事の経験を活かしながら、碧水会として法務委員会と東日本大震災復興特別委員会に所属しています。
昨年は15号台風や19号台風が猛威を振るった長野や福島へ、すぐ現地調査に向かいました。そこでわかったことは、今こそ滋賀県の流域治水のような政策が必要ということです。まずは川の中で洪水を安全に「流す」対策で、河川の掘削や堤防強化が必要です。また「とどめる」対策としては土地利用や建物への配慮で、もともと水害を受けやすい地域では、家を建てない、建てるならかさ上げをして、というように先人の知恵を埋め込んだ仕組みが必要です。そして「そなえる」対策としては避難態勢づくりです。
川の中だけでなく、川の外、つまり私たちが暮らす場での流域全体にハード・ソフトが一体となった政策が流域治水なのです。
2010年以降、この条例を制定するため、県下全域の潜在的な水害リスク(地先の安全度マップ)を明らかにしたことで、少なからず批判もいただきました。しかし、川だけではなく流域全体で予見した水害リスクによる災害警戒区域を指定する「滋賀モデル」としての備えは、いま全国で注目され始めています。ご協力いただいた県民の皆さんや頑張ってくれた職員のおかげです。
国会に行ってからも目の前の問題だけではなく、これから先に起こるだろう問題に予防的な観点をいれ「命をつなぐ」未来型の政策提案をすすめていきます。
最後になりましたが、令和という新しい時代が皆様にとりまして素晴らしい年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。







