国政刻刻 初詣客には子連れが多いのはなぜか?
今年の初詣は元旦に大津市瀬田の建部大社にお参りした。近江の守護神といわれる一之宮で、もともと現在の東近江市五個荘町付近の箕作山の麓に日本武尊(やまとたけるのみこと)を「建部大神」として祀られたのが始まりと言い、天武天皇の時代(675年)に現在地へ遷座したという。大津界隈では初詣のメッカともなっている。
宮司さんのおゆるしをいただき、参道前で朝から日暮れまで、これから大津市での選挙を控える小西元昭さんと、国政選挙を控える斎藤アレックスさんとともに、参拝者の皆さまに挨拶や昨年7月の感謝を伝えた。そこで計測してはいないが気付いたことが二点ある。
まず子どもさんを伴った家族連れが多いということだ。街角を歩いていても買い物場面でも高齢者が多い最近の町中とくらべて、初詣の神社には子どもづれが多いということは何を意味しているのだろうか。やはり多くの家族にとって子どもの幸せこそが大きな願いなのだろうと思われる。
昨年12月の本紙寄稿文で投稿したように、先進国の中でも日本は子どもの貧困率、特にひとり親家庭の貧困率がとびきり高くなっている。初詣の子ども連れの姿に直接に貧困の陰はみえず、お正月らしく着飾っているが、子どもたちの未来への不安や希望が初詣という行動につながっているともいえるのではないだろうか。
もう一点は本殿にお参りをして戻ってきた人たちの半分近くが、大鳥居の前で本殿をふりむいて再度こうべをたれている姿が目立ったことである。それも高齢の人だけでなく若い人でもふりむいてのお参りをしている。神への祈りの気持ちは世代をこえて受け継がれているようである。
大津市だけでなく遠方からのひっきりなしの参拝者に、改めて建部大社の存在の大きさを感じた。そして人数の多寡に関係なく、滋賀県中、日本中に私たちの未来への不安を和らげてくれる神がみが鎮座してくれる日本の風土に改めて感謝したい。皆さんは今年はどこへお参りして何を拝まれましたか?






